JSer.info #776 - TypeScript 7.0がリリースされました。
Goへ移植されたネイティブ版のtscが、npmのtypescriptパッケージとして公開されています。
TypeScript 6.0で非推奨となったtarget: es5やbaseUrlなどの設定はエラーとなります。
また、並列処理を制御する--checkers/--builders/--singleThreadedオプション、作り直された--watch、LSPを使ったエディタ対応などが含まれます。
一方で、プログラム向けのAPIはまだ公開されていないため、VueなどのTypeScript APIを利用するツールはTypeScript 7.0を利用できない場合があります。
npm 12がリリースされました。
- npm install-time security and GAT bypass2fa deprecation - GitHub Changelog
- Release v12.0.0 · npm/cli
npm 12では、依存パッケージのライフサイクルスクリプトを制御するallowScriptsがデフォルトで無効化されています。
また、GitやリモートURLからの依存パッケージを制御する--allow-git/--allow-remoteもデフォルトでnoneとなります。
2026年8月上旬から、2FAを回避するGranular Access Tokenはアカウントやパッケージの管理操作で2FAを省略できなくなり、2027年1月ごろには同トークンを使った直接publishもできなくなる予定です。
Next.jsがセキュリティリリースの新しい方針を発表しました。
今後は月1回程度、対象バージョンと脆弱性の最大深刻度を事前告知した上で、セキュリティリリースを公開する方針です。
緊急性が高い場合や実際に悪用されている脆弱性については、従来どおり随時パッチを公開します。
初回は2026年7月20日の公開を目標とし、Next.js 16.2と15.5向けのパッチを予定しています。
ヘッドライン
Release pnpm 11.10 · pnpm/pnpm
github.com/pnpm/pnpm/releases/tag/v11.10.0
pnpm v11.10.0リリース。
pnpm issues/pnpm prefixコマンドの追加、pnpm_config__auth環境変数での_auth設定をサポート。
pnpm self-updateのpnpm v12対応。
pnpm up -r <pkg>が関係しないパッケージを更新する問題、pnpm pack-appのパス検証の修正など。
Chrome 150 | Release notes | Chrome for Developers
developer.chrome.com/release-notes/150
Chrome 150リリース。
CSSのAccentColor/AccentColorText、polygon()の丸め指定、text-fitをサポート。
CSS url()のcross-origin()/integrity()/referrer-policy()修飾子をサポート。
DOMではfocusgroup属性、popover=hintの挙動を変更。
Element/WindowのスクロールメソッドがPromiseを返す変更など。
WebGPUのsetImmediateData()、PWAのorigin migration。
Origin Trialとしてperformance.getSpeculations()の追加
Electron 43 | Electron
www.electronjs.org/blog/electron-43-0
Electron 43リリース。
Chromium 150.0.7871.46、Node.js v24.17.0、V8 15.0へアップデート。
ファイルダウンロード時のファイルダイアログが、既定でDownloadsフォルダを開くように変更。
WebContentsインスタンスのclone()、macOSのNotification.remove()/Notification.removeAll()を追加。
globalShortcut.setSuspended()の追加、startup snapshotやV8 bytecode cacheによる起動パフォーマンスの改善など
Announcing TypeScript 7.0 - TypeScript
devblogs.microsoft.com/typescript/announcing-typescript-7-0/
TypeScript 7.0リリース。
Goへ移植したネイティブ版のtscをnpmのtypescriptパッケージとして公開。
TypeScript 6.0で非推奨となったtarget: es5/baseUrlなどはエラーとなる。
--checkers/--builders/--singleThreadedによる並列処理の制御を追加。
--watchをParcelのfile watcherを元に作り直し、LSPの対応などが含まれる。
一方でまだプログラム向けのAPIは公開していないため、VueなどのTypeScript APIを使うツールはまだ動作しない場合がある。
Better Auth is joining Vercel
better-auth.com/blog/better-auth-joins-vercel
VercelがBetter Authの買収を発表した。
Better AuthはTypeScript製の認証ライブラリで、MITライセンスのまま開発体制を維持する予定。
Agent Auth Protocolの開発を継続し、Vercel ConnectやEveへエージェントのID管理を組み込む予定。
npm install-time security and GAT bypass2fa deprecation - GitHub Changelog
github.blog/changelog/2026-07-08-npm-install-time-security-and-gat-bypass2fa-deprecation/
npm v12リリース。
allowScriptsがデフォルトで無効化され、--allow-git/--allow-remoteはデフォルトでnoneになる。
2FAを回避するGranular Access Tokenは、2026年8月からアカウントやパッケージ管理操作で2FAを省略できなくなる。
2027年1月ごろから2FAを回避するGranular Access Tokenを使った直接publishもできなくなる予定。
自動公開にはTrusted Publishing、または人間の2FA承認を伴うStaged Publishingへの移行を推奨している
Node.js — Node.js 26.5.0 (Current)
nodejs.org/en/blog/release/v26.5.0
Node.js v26.5.0リリース。
Blob.prototype.textStream()、--experimental-import-text、ReadableStreamTeeを追加。
perf_hooks.monitorEventLoopDelayにsamplePerIterationオプションを追加など
アーティクル
Your Worker can now have its own cache in front of it
blog.cloudflare.com/workers-cache/
Cloudflare Workers Cacheについて。
Workerの前段にキャッシュを置き、wrangler.jsoncのcache.enabledで有効化できる。
Cache-Control/Varyに対応し、ctx.cache.purge()でタグやパスによる削除ができる。
Next.js Security Release and Our Next Patch Release | Next.js
nextjs.org/blog/next-security-release-program
Next.jsのセキュリティリリースの方針について。
今後は月1回程度の事前告知付きリリースを公開し、緊急時は従来通りアドホックなパッチを公開する方針。
2026年7月20日の公開を目標とし、Next.js 16.2と15.5向けのパッチを予定している。
サイト、サービス、ドキュメント
Blume — fast, AI-ready, markdown-first docs
Markdown/MDXからドキュメントサイトを生成するツール。
blume init/blume dev/blume buildなどのCLIを提供し、AstroとViteを使って静的HTMLを生成する。
検索、OpenAPI/AsyncAPIから生成できるAPIリファレンス、llms.txt、MCPサーバ、Ask AIなどの機能を持つ。
ソフトウェア、ツール、ライブラリ関係
samchon/ttsc: A `typescript-go` toolchain for compiler-powered plugins and type-safe execution + 500x faster lint integrated into compiler
typescript-goを使ったTypeScript向けのツールチェイン。
ビルド、型チェック付きの実行、Lint、Formatなどのツールを提供している。
Vite/Rollup/esbuild/webpack/Rspack/Next.js向けのプラグインも提供している。
theMackabu/ant: javascript for 🐜's, a tiny runtime with big ambitions
Cで実装された小さなJavaScript Runtime。
WinterTC Minimum Common API互換の実装にすることを目的にしている。
Wordgard
リッチテキストエディタ向けのJavaScriptライブラリ。
ProseMirror/CodeMirrorの作者が開発しており、スキーマベースの文書構造と、CodeMirrorライクな拡張機構を持つ。
inokawa/virtua: A zero-config, fast and small (~3kB) virtual list (and grid) component for React, Vue, Solid and Svelte.
React/Vue/Solid/Svelte向けのVirtual Scrollコンポーネントライブラリ。
VList/Virtualizer/WindowVirtualizer/experimental_VGridを提供し、可変サイズ、横スクロール、Windowスクロール、グリッド表示に対応している。
unjs/httpxy: 🔀 A Full-Featured HTTP and WebSocket Proxy for Node.js
Node.js向けのHTTP/WebSocketプロキシライブラリ。
Fetch API互換のproxyFetch、WebSocket Upgrade向けのproxyUpgrade、createProxyServerを提供する。
Unix Socket、changeOrigin、xfwd、リダイレクトやCookieの書き換えに対応している。
