JSer.info #668 - Remix 2.2.0がリリースされました。
Viteをサポートし、ViteのプラグインとしてRemixを使えるようになりました。
詳しくは次の記事で解説されていますが、既存のViteのエコシステムに乗れることで開発体験の改善やViteのプラグインの利用などができるようになっています。
他には、Fetcherにkeyを指定できるようになる変更が含まれています。
また、future.v3_fetcherPersist
フラグで、Fetcherのクリーンアップの新しい挙動をopt-inで試せるようになっています。
Deno 1.38がリリースされてました。
deno doc --html
で静的なHTMLなドキュメントを生成をサポートをサポートしています。
--unstable-hmr
でHMRをサポート、--unstable-byonm
でnpmなどでインストールしたnode_modules
のnpmパッケージを利用できるようになっています。
その他には、deno run --env
で.env
のロードをサポート、std/http
でEventSource
APIのサポートなどが含まれています。
また、http/server
の非推奨化、std/io
の非推奨化、std/wasi
の非推奨化などの変更も含まれています。
Angular.devというAngularの新しい学習サイトが公開されました。
サイト上では学習リソースやWebContainersを使ったPlaygroundなどが用意されています。
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ヘッドライン
Release v2.2.0 · remix-run/remix
github.com/remix-run/remix/releases/tag/remix%402.2.0
Remix 2.2.0リリース。
Viteのサポート、Fetcherにkeyを指定できるように。
future.v3_fetcherPersist
フラグで、Fetcherのクリーンアップの新しい挙動をopt-inできるようになるなど
Release 3.0.0 · facebook/docusaurus
github.com/facebook/docusaurus/releases/tag/v3.0.0
docusauru 3.0.0リリース。
New in Chrome 119 - Chrome for Developers
developer.chrome.com/en/blog/new-in-chrome-119/
Chrome 119リリース。
CookieのExpiresの最大値を400日にする変更を過去分に対して適応、WebSQLの削除。
CSSの:user-valid
/:user-invalid
の擬似クラスのサポート、relative color構文のサポート、clip-pathプロパティの改善など
Deno 1.38: HTML doc generator and HMR
Deno v1.38リリース。
deno doc --html
で静的なHTMLなドキュメントを生成をサポート。
--unstable-hmr
でHMRをサポート、--unstable-byonm
でnpmなどでインストールしたnode_modules
のnpmパッケージを利用できるように、node:*
をサポート。
deno run --env
で.env
のロードをサポート、std/http
でEventSource
APIのサポートなど。
その他には、http/server
の非推奨化、std/io
の非推奨化、std/wasi
の非推奨化などが含まれている。
Bun v1.0.8 | Bun Blog
Bun v1.0.8リリース。
require()
のメモリリークを修正、bun test
でモジュールのモックをサポート、bun install
のバグ修正、setTimeout(fn, 0)
のバグ修正など
Chrome 120 beta - Chrome for Developers
developer.chrome.com/en/blog/chrome-120-beta/
Chrome 120 betaリリース。
CSSの@property
でsyntax:<image>
をサポート、maskingを-webkit
prefixなしでサポート、nestingのrelaxed parsing behaviorに対応。
<details name>
のサポート、FontFaceSet.check()
のサポート、Intersection ObserverのscrollMargin
オプションをサポート。
Fenced Framesの機能更新、Permissions-Policy-Report-Only
ヘッダの対応。
Origin Trialとして、priority
リクエストヘッダの対応、Performance.measureUserAgentSpecificMemory()
などが含まれている。
Announcing TypeScript 5.3 RC - TypeScript
devblogs.microsoft.com/typescript/announcing-typescript-5-3-rc/
TypeScript 5.3 RCリリース。
Stage 3のImport Attributesをサポート、resolution-mode
を///
コメントで指定できるように。
switch(true)
でのNarrowingをサポート、[Symbol.hasInstance]
とinsteanceof
を使ったNarrowingをサポート。
パッケージ内のbundleファイルの重複を避けることで、パッケージサイズの改善など。
N|Solid Runtime: NodeSource's Open Source Release for Node.js
nodesource.com/blog/nsolid-oss-release
Node.jsに詳細なメトリクスや細かい動作の制御などを組み込んだRuntimeであるN|SolidのコードがMITライセンスで公開された。
アーティクル
Remix ❤️ Vite | Remix
remix.run/blog/remix-heart-vite
RemixのViteサポートについて。
RemixがViteのプラグインとして導入できるようになり、Viteの開発サーバやビルド、プラグインの仕組みを使って開発できるようになる。
まだCloudflareはサポートしていないが、今後サポート予定
WebAssembly Garbage Collection (WasmGC) now enabled by default in Chrome - Chrome for Developers
developer.chrome.com/en/blog/wasmgc/
Chrome 119でサポートされたWasmGCについて。
Wasm上に独自のGCを実装せずに、既存のGCを再利用できるようにするHeap管理の仕組みについて
Announcing Angular.dev. Today, we are excited to launch… | by Emma Twersky | Nov, 2023 | Angular Blog
blog.angular.io/announcing-angular-dev-1e1205fa3039
Angularの新しい学習サイトが公開された。
WebContainersを使いブラウザ情報で直接編集できるチュートリアルやドキュメントなどが用意されている
ソフトウェア、ツール、ライブラリ関係
farm-fe/farm: Extremely fast Vite-compatible web build tool written in Rust
Vite/Rollupプラグイン互換の仕組みを持ったRust製のBundlerツール。
ビルドパフォーマンス、devとproductionビルドでの一貫性、dev環境でbundleしないことでのリクエスト数の問題を解決する目的。
モジュールをグループという単位でbundleして、リクエスト数を削減とキャッシュヒット率の向上を目的にしたPartial Bundlingという仕組みを持つ。
oxc-project/javascript-parser-in-rust: Tutorial on writing a JavaScript Parser in Rust
github.com/oxc-project/javascript-parser-in-rust
JavaScriptのパーサをRustで書くためのガイドやチュートリアル
書籍関係
フロントエンドの知識地図—— 一冊でHTML/CSS/JavaScriptの開発技術が学べる本:書籍案内|技術評論社
gihyo.jp/book/2023/978-4-297-13871-4
2023年11月24日発売。
フロントエンドの入門書