JSer.info #622 - Bun 0.3.0がリリースされました。

高負荷時メモリ消費量の改善、GCでのクラッシュを修正など安定性が向上しています。
Node.js互換性として、child_processモジュール、Error.captureStackTrace() APIなどを追加しています。
そのほかには、consoleをAsyncIterableに変更、importしてるモジュールを自動的にnpmからインストールするようになっています。
また、Next.jsライクなルーティングをファイルシステムに対して行うFileSystemRouter APIの追加、expect()のmatchersの追加なども行われています。

React向けのデータ取得ライブラリであるSWR 2.0がリリースされています。

破壊的な変更として、Fetcherの引数の変更、キャッシュの内部構造の変更、ビルドターゲットをES2018に変更などが行われています。
機能追加として、useSWRMutationの追加、optimisticData/populateCache/revalidate/rollbackOnErrorといったOptimistic UIに関するオプションを追加、SWR DevToolsにデフォルトで対応するようになりました。
そのほかには、preload APIの追加、状態としてisLoadingを追加、keepPreviousDataオプションの追加、React 18の対応改善なども含まれています。

TypeScript版のCoffeeScriptともいえるCivetが公開されています。

DanielXMoore/Civet: The CoffeeScript of TypeScript

CoffeeScriptにES2015以降の対応と型注釈を追加した構文となっていて、TypeScriptへとコンパイルできる言語となっています。

$ echo "add := (a: number, b: number) => a + b;" > main.civet
$ npx @danielx/civet < main.civet # TypeScriptのコードが出力される
const add = (a: number, b: number) => a + b;
$ npx @danielx/civet --js < main.civet # JavaScriptのコードが出力される
const add = (a, b) => a + b;

また、CoffeeScriptからの移行パスも用意されていて、"civet coffeeCompat" directive prologueによって機能単位で互換性の設定ができるようになっています。

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ヘッドライン

Bun v0.3.0

bun.sh/blog/bun-v0.3.0

Bun ReleaseNote

Bun 0.3.0リリース。
高負荷時メモリ消費量の改善、GCでのクラッシュを修正など安定性の向上。
Node.js互換性として、child_processモジュール、Error.captureStackTrace() APIなどの追加。
consoleをAsyncIterableに変更、importしてるモジュールを自動的にnpmからインストールするように。
Next.jsライクなルーティングをファイルシステムに対して行うFileSystemRouter APIの追加、expect()のmatchersの追加など

Release Bun v0.3.0 · oven-sh/bun

Ember 4.9 Released

blog.emberjs.com/ember-4-9-released/

Ember ReleaseNote

Ember 4.9リリース。
TypeScript 4.9のサポートなど

Announcing the Tauri Mobile Alpha Release | Tauri Apps

tauri.app/blog/2022/12/09/tauri-mobile-alpha/

JavaScript Rust mobile ReleaseNote

Tauri 2.0.0 alphaリリース。
iOS/Androidのモバイルアプリでの実行をサポートなど

Announcing SWR 2.0 – SWR

swr.vercel.app/blog/swr-v2

React library ReleaseNote

SWR 2.0リリース。
破壊的な変更として、Fetcherの引数の変更、キャッシュの内部構造の変更、ビルドターゲットをES2018に変更。
useSWRMutationの追加、Optimistic UIに関するオプションを追加、SWR DevToolsに対応。
preload APIの追加、状態としてisLoadingを追加、keepPreviousDataオプションの追加、React 18の対応改善など

SWR 2.0 の発表 – SWR

Announcing Rome v11

rome.tools/blog/2022/12/06/rome11/

JavaScript Tools ReleaseNote

Rome v11リリース。
TypeScript 4.9のサポート、semicolonsオプションの追加、Lintルールの追加とLintのグループを追加など

Release v0.16.0 · evanw/esbuild

github.com/evanw/esbuild/releases/tag/v0.16.0

JavaScript Tools ReleaseNote

esbuild v0.16.0リリース。
破壊的な変更としてesbuild-<arch>のパッケージを@esbuild/<arch>へと変更、defineパラメータのバリデーションを追加。
SVGのようにファイルをbase64する必要がない場合はしないように変更、</script>を自動エスケープするように変更、--legal-commentsのデフォルトをnoneに変更など

アーティクル

Chromium Blog: Introducing passkeys in Chrome

blog.chromium.org/2022/12/introducing-passkeys-in-chrome.html

Chrome security article

Chrome 108でPasskeysが利用可能になった

Interaction to Next Paint (INP)

web.dev/inp/

Chrome browser performance article

Interaction to Next Paint(INP)という操作してからの応答時間を測るパフォーマンスのメトリクスについて。
INPが200msより大きいなら改善が必要、インタラクションにはどのようなものがあるかやFirst Input Delay(FID)との違いについて。
また、ブラウザでの計測方法やラボデータについて