JSer.info #423 - Mocha 6.0.0がリリースされました。
Node.js 4のサポート終了、--compiler
などの非推奨となっていたコマンドラインオプションを削除が行われています。
また、require
のキャッシュを削除するMocha.unloadFile
の追加、.mocharc.js
やpackage.json
に設定を書けるRCファイルをサポートしています。
Fly · Edge Applicationsというサービスでは、CDNのEdge LocationでJavaScript Applicationを動かせます。
FlyではV8をベースにした実行環境で、Fly runtimeを使いLB、Cache、TLS、Networkに関する処理をEdgeで行えます。
Cloudflare WorkersのようにService Worker互換のAPIをサポートしていたり、ローカルでのテスト実行などもサポートしているようです。
patrickhulce/third-party-webというリポジトリではHTTP Archiveのクロール結果から調査したサードパーティスクリプトの実行コストがまとめられています。
広告、アクセス解析、SNS、動画などのカテゴリ別に、利用数や実行にかかった平均の時間などがまとめられています。
サードパーティスクリプトがウェブページを占める割合については、次の記事も合わせてみると面白いかもしれません。
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ヘッドライン
Bootstrap 4.3.0 | Bootstrap Blog
blog.getbootstrap.com/2019/02/11/bootstrap-4-3-0/
Bootstrap 4.3.0リリース。
.stretched-link
、.text-break
、.rounded-sm
、.modal-dialog-scrollable
、.list-group-horizontal
のクラスの追加など
Release: [email protected] - 📣 announcements - npm forum
npm.community/t/release-npm-6-8-0/5352
npm 6.8.0リリース。
monorepo対応としてrepository
フィールドのdirectory
プロパティでのパッケージディレクトリの指定についてのドキュメントを追加など
Node v11.10.0 (Current) | Node.js
nodejs.org/en/blog/release/v11.10.0/
Node v11.10.0リリース。
npm 6.7.0を同梱するように、perf_hooks
にhistogramベースのAPIを追加、tls
モジュールのクライアントにsession
イベントを追加など
Release v1.2.0 · rollup/rollup
github.com/rollup/rollup/releases/tag/v1.2.0
Rollup 1.2.0リリース。
Hoisting時に変数名を衝突しないようにするためのリネームロジックを再実装、configファイルをCJSとしてexportしてもエラーとならないように修正など
Release v6.0.0 · mochajs/mocha
github.com/mochajs/mocha/releases/tag/v6.0.0
Mocha 6.0.0リリース。
Node.js 4のサポート終了、非推奨のコマンドラインオプションを削除、Mocha.unloadFile
の追加、RCファイルでの設定をサポートなど
アーティクル
Replacing a hot path in your app's JavaScript with WebAssembly | Web | Google Developers
developers.google.com/web/updates/2019/02/hotpath-with-wasm
処理速度が重要な部分だけをwasmで書くという話。
JavaScript、C、AssemblyScript、Rustの比較
Trusted Types help prevent Cross-Site Scripting | Web | Google Developers
developers.google.com/web/updates/2019/02/trusted-types
Chrome 73でTrusted Typesがフラグ付きで実装され、76までOrigin Trialとして試せる。
TrustTypesはXSSのsinkとなる部分をポリシーでチェックする。
ポリシーに一致しない場合はエラーに落とすことで回避するAPIと仕組み
Constructable Stylesheets: seamless reusable styles | Web | Google Developers
developers.google.com/web/updates/2019/02/constructable-stylesheets
Chrome 73で実装されたConstructable Stylesheetsについて。
共有できるCSSオブジェクトを作成して複数のShadow RootsやDocumentに対して当てられるAPI。
Rendering on the Web | Web | Google Developers
developers.google.com/web/updates/2019/02/rendering-on-the-web
CSR(クライアントサイドレンダリング)からSSR(サーバサイドレンダリング)などのウェブサイトのレンダリング手法やそれぞれの利点や欠点などをまとめた記事。
またService Workerを前提としたTrisomorphic Renderingについてなど
スライド、動画関係
cerebral/overmind: Overmind - Frictionless state management
ステート管理ライブラリ。
副作用をeffectsとして実装し、actionを発行して、Proxyを使ったStateの変更検知してViewの更新を行う。
React、Vue、Angularに対応したバインディングと開発者ツールが用意されている。
サイト、サービス、ドキュメント
patrickhulce/third-party-web: Summary of which third party scripts are most responsible for excessive JavaScript execution on the web.
github.com/patrickhulce/third-party-web
HTTP Archiveのデータを元にしたウェブサイトにおけるサードパーティスクリプトの実行コストについての調査結果。
広告、アクセス解析、SNS、動画などの項目別に利用数や実行にかかった平均の時間などのまとめ。
Fly · Edge Applications
Edge ApplicationをJavaScriptで書けるCDNサービス。
OSSで公開されているfly runtimeを使いLB、Cache、TLS、Networkに関する処理をEdgeで行える。
Service Worker互換のAPIも用意されていて、ローカルでもserverを立ててテストできるようになっている。
ソフトウェア、ツール、ライブラリ関係
postlight/mercury-parser: 📜 Extracting content from the chaos of the web.
github.com/postlight/mercury-parser
ウェブサイトからメタデータやメインコンテンツを抽出するライブラリ
transloadit/uppy: The next open source file uploader for web browsers
プラグインで拡張できるファイルアップロードライブラリ。
UI、ローカルやリモートからのリソースの取得やアップロード先などをプラグインで指定できる。
modernserf/zebu: A compiler for little languages in tagged template strings
tagged template literalを使いミニ言語を作成するライブラリ。 構文を定義して、それを扱うtagged funcitonを作成する。