JSer.info #682 - Firefox 123がリリースされました。
<template>
要素がshadowrootmode
属性をサポート、Date.parse()
の互換性向上、103 Early Hintsのrel=preload
をサポートなどが含まれています。
また、実験的な機能としてWeb Codecs APIをサポートが追加されています。
Remix 2.7がリリースされました。
Remix 2.7ではSPAモードがStableに、base
オプションのサポート、Remix ViteがCloudflare Pagesをサポート、Server Bundlesのサポートなどが追加されています。
クライアントコードとサーバコードを分離する仕組みとして.server/
をサポート、vite-env-only
でサーバのみから利用できるようにマークできるようになっています。
また、Vite 5.1.0でサポートされた.css?url
に対応、ビルド結果の出力とViteの互換性の改善なども含まれています。
Node.js 2023 Year in An Articleという記事では、2023年のNode.js本体の開発についてまとめられています。
Node.jsのコミット数やリリース回数、CITGMのエコシステムのテスト、Node.jsのバイナリサイズや増えた依存関係、QUIC/OpenSSL 3.0.xのコスト、パフォーマンスの改善。
また、Permission Modelによる権限モデル、セキュリティリリース、.env
やWebSocket clientなどの新しい機能についても書かれています。
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ヘッドライン
Release v0.25.0 · nodejs/corepack
github.com/nodejs/corepack/releases/tag/v0.25.0
corepack v0.25.0リリース。
内部的にNode.jsのBuilt-in fetch
を使うように、corepack cache {clean,clear}
を追加。
COREPACK_ENABLE_UNSAFE_CUSTOM_URLS=1
のフラグが有効な場合に、packageManager
にカスタムURLを指定できるように。
COREPACK_ENABLE_DOWNLOAD_PROMPT=1
でキャッシュにないpackage managerをダウンロードする際にプロンプトを表示できるように。
Electron 29.0.0 | Electron
www.electronjs.org/blog/electron-29-0
Electron 29.0.0リリース。
Chromium 122, Node.js 20.9.0, V8 12.2へのアップグレード。
renderer processから利用できるwebUtils
モジュールの追加、ipcRenderer
そのものをcontextBridge
で公開できないように変更など
Firefox 123.0, See All New Features, Updates and Fixes
www.mozilla.org/en-US/firefox/123.0/releasenotes/
Firefox 123リリース。
<template>
要素がshadowrootmode
属性をサポート、Date.parse()
の互換性向上、103 Early Hintsのrel=preload
をサポート。
実験的な機能としてWeb Codecs APIをサポートなど
Announcing TypeScript 5.4 RC - TypeScript
devblogs.microsoft.com/typescript/announcing-typescript-5-4-rc/
TypeScript 5.4 RCリリース。
クロージャーにおけるNarrowing結果の改善、NoInfer
Utility Typeの追加。
ES2024のObject.groupBy
/Map.groupBy
をサポート、Import Attributesのサポート。
target: "ES3"
やout
オプションなどを非推奨化されたオプションは5.5で削除される予定。
Release v1.24.0 · parcel-bundler/lightningcss
github.com/parcel-bundler/lightningcss/releases/tag/v1.24.0
Lightning CSS v1.24.0リリース。
light-dark()
のfallbackに対応、CSS system colorsをサポート、Custom Propertiesと@keyframes
のdedupeに対応など
Bun v1.0.29 | Bun Blog
Bun v1.0.29リリース。
string-width
互換APIを提供するBun.stringWidth(string)
を追加、Bun Shellで2>&1
と&>
をサポートなど
Deno 1.41: smaller deno compile binaries
Deno v1.41リリース。
deno compile
が生成するバイナリサイズの削減、Linux ARM64のサポート、Node.js互換性の改善など
facebook/react-strict-dom: React Strict DOM (RSD) is a subset of React DOM, imperative DOM, and CSS that supports web and native targets
github.com/facebook/react-strict-dom
ウェブとネイティブのサポートを目的とするReact DOMのサブセットとなる実装
Remix Vite is Now Stable | Remix
remix.run/blog/remix-vite-stable
Remix 2.7.0リリース。
SPAモードがStableに、base
オプションのサポート、Remix ViteがCloudflare Pagesをサポート、Server Bundlesのサポート。
クライアントコードとサーバコードを分離する仕組みとして.server/
をサポート、vite-env-only
でサーバのみから利用できるようにマークできるように。
Vite 5.1.0でサポートされた.css?url
に対応、ビルド結果の出力とViteの互換性の改善など
方能CDN - 合作伙伴
https://polyfill.io/ はFunnull CDN(方能CDN)を運営するFunnull(南京妙彩文化传播有限公司)に売却され、2024-02-24以降の運用はFunnullが行う。
- Jake on X: "I've been in discussions with Funnull for many months and they will be the new maintainers and operators of the GitHub repo, which remains open source, and as of 24 Feb, they're starting to provide the service for https://t.co/29YaS03zrD." / X
- Polyfill.ioが中国企業に売却 背景と対応策は? - ろぼいんブログ
アーティクル
JSDoc as an alternative TypeScript syntax
alexharri.com/blog/jsdoc-as-an-alternative-typescript-syntax
TypeScriptをJSDocのchekerとして利用する話。
TypeScriptでの型定義とJSDocでの型定義の書き方を比較して紹介している。
TanStack Router(& Query)はSPA開発で求めていたものだった✨【Reactのルーティングとデータ取得】
zenn.dev/aishift/articles/ad1744836509dd
TanStack Routerの紹介記事
Using localStorage in Modern Applications - A Comprehensive Guide | RxDB - JavaScript Database
rxdb.info/articles/localstorage.html
localStorage APIについて。
localStorageは同期的なAPIでサイズや保存できるデータなどに制限があるが、一方で小さな値は高速に読み書きできる。
どのような場合に利用する/しないか、IndexedDBなどとの比較
Node.js 2023 Year in An Article
blog.rafaelgss.dev/nodejs-2023-year-in-review
2023年のNode.jsについて。
Node.jsのリリース、CITGMのエコシステムのテスト、Node.jsのバイナリサイズや増えた依存関係、QUIC/OpenSSL 3.0.xのコスト、パフォーマンスの改善。
Permission Modelによる権限モデル、セキュリティリリース、.env
やWebSocket clientなどの新しい機能について
ソフトウェア、ツール、ライブラリ関係
fabiospampinato/fast-string-width: A fast function for calculating the visual width of a string once printed to the terminal.
github.com/fabiospampinato/fast-string-width/tree/main
Intl.Segmenter
を使わないstring-width
の実装ライブラリ
unadlib/mutability: A JavaScript library for transactional mutable updates
Immer的なAPIを提供するmutativeを使い、トランザクションロールバック機能を持ったオブジェクトの更新を行うライブラリ。
オブジェクトの更新処理中に例外が発生した場合は、途中までのオブジェクトの更新は破棄できる。
書籍関係
実践Next.js —— App Routerで進化するWebアプリ開発:書籍案内|技術評論社
gihyo.jp/book/2024/978-4-297-14061-8
2024年3月16日発売
Next.jsについての書籍