JSer.info #659 - Node.js v20.6.0がリリースされました

Node v20.6.0 (Current) | Node.js

.envをビルトインサポート、import.meta.resolveをフラグなしで利用できるように、module.register() APIの追加などが行われています。
Loaderのload hookがCommonJSをサポートし、非推奨のrequire.extensionsを使わなくてもCommonJSを扱うcustom loaderを書けるようになるなどといった変更も含まれています。

しかし、このv20.6.0ではこのloaderの変更によりBabelなどが動かなくなっているため、v20.6.1で修正される予定です。

Design Trade-offs in Bundler: The Rationale Behind Creating Rspack · web-infra-dev/wg · Discussion #1に、Rspackの開発の目的やwebpack/parcel/esbuild/rollupなどのbundlerのアーキテクチャについて書かれています。

それぞれのbundlerには長所と短所がありますが、出発点としてはesbuildとRollupのいいところを取り込んだRustバージョン作るところから始まった点について書かれています。
その過程でプラグインAPIやJavaScript以外の言語を扱う仕組みの必要性などから、webpackのアーキテクチャと似たものが必要なことが分かり、Rspackはwebpack互換のアーキテクチャを採用することになったことが書かれています。

それぞれのbundlerのアーキテクチャ、Rspackの現在の課題、今後の方向性などについても書かれています。

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ヘッドライン

nitrogql 1.0 release | nitrogql blog

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GraphQL Tools Rust nodejs TypeScript ReleaseNote

GraphQLからクライアントコードの生成とGraphQLのクエリの型チェック行うnitrogql 1.0リリース。

Node v20.6.0 (Current) | Node.js

nodejs.org/ja/blog/release/v20.6.0

nodejs ReleaseNote

Node.js v20.6.0リリース。
.envをビルトインサポート、import.meta.resolveをフラグなしで利用できるように、module.register() APIの追加。
Loaderのload hookがCommonJSをサポートし、非推奨のrequire.extensionsを使わなくてもCommonJSを扱うcustom loaderを書けるようになるなど

Release v4.0.0 · actions/checkout

github.com/actions/checkout/releases/tag/v4.0.0

Github Actions nodejs ReleaseNote

actions/checkout v4.0.0リリース。
Node.js 20を利用するように、show-progressオプションを追加など

アーティクル

Design Trade-offs in Bundler: The Rationale Behind Creating Rspack · web-infra-dev/wg · Discussion #1

github.com/web-infra-dev/wg/discussions/1

JavaScript bundler article architecture

Rspackの開発の目的やwebpack/parcel/esbuild/rollupなどのbundlerのアーキテクチャについて。
webpackにはデバッグやパフォーマンスの問題があり、Vite/Rollupも大規模プロジェクトではパフォーマンスにビルド環境の差異の問題があり、esbuildはプラグインの柔軟性に問題がある。
RollupはESMのみが第一級市民であり、RspackはwebpackとParcelと同じく言語に依存しないことを目的にしている。
それぞれのbundlerのプラグインAPIの設計と複雑性、ASTの再利用とパフォーマンスの問題、Tree ShakingをASTベースで行った場合の課題について。
また、今後のRspackが目指す方向して簡単に使えるようにすること、デバッグをしやすくすること、最適化をwebpackと同等以上にすること、リモートキャッシュなどについて触れている。