JSer.info #647 - Rustで書かれたwebpack互換のbundlerであるRspack 0.2がリリースされました。
Plugin Hooksの追加、ESM形式のoutputに対応、SplitChunksPlugin
の実装、Data URIのサポートが追加されています。
また、Vue/Svelte/NestJSのloaderのサポートが追加されています。
Modern CSS in Real Life - Chris Coyierという記事では、最近CSSに追加され利用できるようになった機能について紹介されています。
Logical Properties、Container Queries、Cascade Layers、CSS Colorsとoklch()
、View Transitions APIについて現実のユースケースなどと共に紹介されています。
globalThis.WebAssembly
のpolyfillであるpolywasmが公開されています。
WebAssembly APIは大体のブラウザに実装されていますが、AppleのLockdown Modeが有効だと無効になっています。
そのようなWebAssembly APIが利用できない環境でも、.wasm
ファイルを実行するためのpolyfillライブラリとなっています。
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ヘッドライン
Announcing TypeScript 5.1 - TypeScript
devblogs.microsoft.com/typescript/announcing-typescript-5-1/
TypeScript 5.1リリース。
undefined
をreturn
する関数の型の扱いを改善、getterとsetter間でそれぞれ異なる型を指定できるように、JSXの改善。
Node.js 14.17未満のサポート終了、typeRoots
の上向きのパッケージ解決を無効化など
Bun v0.6.6 | Bun Blog
Bun 0.6.6リリース。
bun test
がGitHub Actions向けの出力をサポート、bun test --only
/bun test --todo
/test.if()
/describe.if()
の追加。
test()
がtimeout
オプションをサポート、expect()
にmatcherを追加。
Fetch Upload Streamingのサポートなど
Chrome 115 beta - Chrome Developers
developer.chrome.com/en/blog/chrome-115-beta/
Chrome 115 Betaリリース。
スクロールベースのアニメーションであるScrollTimeline
とViewTimeline
の追加、WebAssembly.Module()
のメインスレッドでのモジュールサイズの制限を8MBに緩和。
メインフレームのナビゲーションで自動的にHTTPSにアップデートし、HTTPへのフォールバックを行うように、Storage Partitioningをデフォルトで有効化など。
Origin TrialとしてCompute Pressure API、マジックコメントでのcompile hintsの追加、Storage Buckets APIの追加など。
document.domain
への代入を非推奨化、Mutation Eventsを非推奨化など
Astro 2.6: Middleware | Astro
Astro 2.6リリース。
Middlewares/output: "hybrid"
/Custom client directivesのStable化。
CSSをインライン化するinlineStylesheets: "auto"
オプションの追加、実験的にリダイレクト機能の追加など
Open sourcing Ezno's checker and trying out / previewing the JavaScript type checker today · kaleidawave/ezno · Discussion #21
github.com/kaleidawave/ezno/discussions/21
Rustで書かれたTypeScriptの型チェッカーであるEnzoがリリースされた。
まだサポートされていない構文なども多いがOxc CLIを通して利用できるようになった
Release 7.0.0 · lerna/lerna
github.com/lerna/lerna/releases/tag/7.0.0
lerna 7.0.0リリース。
lerna bootstrap
/add
/link
は削除された。デフォルトでworkspacesを使うようになり、useWorkspaces
オプションの削除。
非推奨となっていたオプションの削除など
Node v20.3.0 (Current) | Node.js
nodejs.org/en/blog/release/v20.3.0
Node.js v20.3.0リリース。
libuv 1.45.0にアップデート、AbortSignal.any()
の実装など
Announcing Rspack 0.2 - Rspack
www.rspack.dev/blog/announcing-0.2.html
Rspack 0.2リリース。
Plugin Hooksの追加、ESM形式のoutputに対応、SplitChunksPlugin
の実装、Data URIのサポート、Vue/Svelte/NestJSの対応など
Bun v0.6.8 | Bun Blog
Bun v0.6.8リリース。
Bun.password
の追加、bun:test
モジュールにmock
/spyOn
関数を追加。
Bun.serve
にブラウザからWebSocketsを使ったデバッガーに接続できるinspector
オプションの追加など
Release v1.35.0 · microsoft/playwright
github.com/microsoft/playwright/releases/tag/v1.35.0
playwright v1.35.0リリース。
UI modeでRoute APIが処理したリクエストを表示するように、スクリーンショットにmaskColor
オプションを追加、uninstall
サブコマンドを追加。
バイナリをplaywright
からplaywright-core
へリネームなど
evanw/polywasm
globalThis.WebAssembly
のpolyfill実装。
Apple/SafariのLockdown ModeのようにWebAssembly
APIが利用できない環境でも、.wasm
を実行するためのpolyfill。
アーティクル
JavaScript Macros in Bun | Bun Blog
Bun 0.6.0で実装されたbundlerを使ったbundle時のマクロ展開について。
import ... with { type: 'macro' }
でマクロとして読み込み、bundle時にそのモジュールの評価結果を埋め込む機能。
The origin private file system
web.dev/origin-private-file-system/
Origin private file systemについて。
Originごとのルートディレクトリがあり、メインスレッドまたはWeb Workerから利用できる。
Web Workerからは同期APIも利用できる。
HTML 全体の CSS を取得して Shadow DOM に適用する | marmooo's blog
marmooo.blogspot.com/2023/06/html-css-shadow-dom.html
document.styleShets
からスタイルを集めてreplaceSync
でスタイルシートを作り、shadowRoot.adoptedStyleSheets
でスタイルシートを当てる方法について。
Modern CSS in Real Life - Chris Coyier
chriscoyier.net/2023/06/06/modern-css-in-real-life/
モダンなCSSの機能についてのスライドと解説。
Logical Properties、Container Queries、Cascade Layers、CSS Colorsとoklch()
、View Transitions APIについて
サイト、サービス、ドキュメント
RSC From Scratch. Part 1: Server Components · reactwg/server-components · Discussion #5
github.com/reactwg/server-components/discussions/5
React Server Components (RSC)を一から実装してみるチュートリアル。
SSRとRSCの違い。
JSXのHTMLへの変換しHTMLを返しレンダリング、入力状態を維持したままナビゲーションをするためにJSXをオブジェクトとして返しクライアントでレンダリング。
ソフトウェア、ツール、ライブラリ関係
Tresjs/tres: Declarative ThreeJS using Vue Components
ThreeJSとVueを使った宣言的に3DのViewを作成できるライブラリ
NakedJSX - Use JSX without React
JSXから静的なHTMLと小さなランタイムを生成するツールキット。
Scoped CSSを扱う機能、開発用サーバ、画像/CSS/HTML/JSの最適化して出力をする機能を持っている。