JSer.info #616 - Node.js 18系のLTS(Long Term Support)となるNode.js 18.12.0がリリースされました。
Node.js 18のLTSは、2023-10-18から2025-04-30までサポートされる予定です。
また、Node.js 16のLTSはOpenSSLのライフサイクルとの都合から、普段より短い2023-09-11までのサポートとなっています。
Babel 7.20.0がリリースされました。
現在RCのTypeScript 4.9のサポート、@babel/preset-env
のtargets
としてDenoをサポートしています。
合わせてbabel-loader 9.0.0をリリースし、webpack5未満のサポート終了とNode.js 12以下のサポート終了なども含まれています。
TypeScript 4.9 RCがリリースされました。
型キャストはせずに型の一致をチェックできるsatisfies
演算子の追加、in
演算子での型の絞り込みの改善、accessor
キーワードのサポート、== NaN
をコンパイルエラーに変更などが含まれます。
また、--watch
でのファイル監視のデフォルトをuseFsEvents
に変更、値と型を同じexports
フィールドのtypeVersions
の優先度を修正なども含まれています。
RCリリースに合わせて、次のバージョンである5.0での予定についてのIssueも作られています。
5.0では、ECMAScript Stage 3のDecoratorのサポート、Numeric enumとLiteral enumの統合などが予定されています。
また、Module Resolutionsの取り組みを進めたり、.tsファイルのimportの許可、.js以外のファイルに対する.d.tsのサポートなども進める予定となっています。
その他にはtsconfig.jsonでのextends
で配列指定の許可、// @ts-option
でファイルごとのTS設定のサポートなどの予定されています。
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ヘッドライン
Node v18.12.0 (LTS) | Node.js
nodejs.org/en/blog/release/v18.12.0/
Node.js v18.12.0リリース。
Node.js 18のLTSとなるバージョン。
Node.js 18のLTSは2025年4月までメンテナンスされる予定。
vite/CHANGELOG.md at main · vitejs/vite
github.com/vitejs/vite/blob/main/packages/vite/CHANGELOG.md#320-2022-10-26
Vite 3.2.0リリース。
Library Modeで複数のエントリーポイントをサポート、build.modulePreload
オプションの追加、ErrorOverlayのスタイルをカスタマイズできるようになるなど
7.20.0 Released: Deno target and TypeScript 4.9 · Babel
babeljs.io/blog/2022/10/27/7.20.0
Babel v7.20.0リリース。
TypeScript 4.9のサポート、@babel/preset-env
のtargets
としてDenoをサポート。
合わせてbabel-loader 9.0.0をリリースし、webpack5未満のサポート終了とNode.js 12以下のサポート終了など
Deno 1.27: Major IDE Improvements
Deno v1.27リリース。
npmパッケージの@types
を利用できるように、Node-APIのサポート、Lockファイルのフォーマット変更など。
navigator.language
Web APIの実装、V8 10.8へ更新など
Release v7.0.0 · pixijs/pixijs
github.com/pixijs/pixijs/releases/tag/v7.0.0
PixiJS v7.0.0リリース。
IEのサポート終了、polyfillの削除、InteractionManagerを削除しEventSystemをデフォルト化、peerDependencies
を利用しないように変更など
Release v3.0.279 · mozilla/pdf.js
github.com/mozilla/pdf.js/releases/tag/v3.0.279
pdf.js v3.0.279リリース。
メジャーアップデートとなるリリースでEditor modeの追加、DeprecatedとなっているAPIの削除など
Release v1.9.0-rc.0 · reduxjs/redux-toolkit
github.com/reduxjs/redux-toolkit/releases/tag/v1.9.0-rc.0
Redux Toolkit v1.9.0-rc.0リリース。
autoBatchEnhancer
の追加、fetchBaseQuery
でglobal optionを渡せるようになるなど
Announcing TypeScript 4.9 RC - TypeScript
devblogs.microsoft.com/typescript/announcing-typescript-4-9-rc/
TypeScript 4.9 RCリリース。
型キャストはせずに型の一致をチェックできるsatisfies
演算子の追加、in
演算子での型の絞り込みの改善、accessor
キーワードのサポート、== NaN
をコンパイルエラーに変更など。
--watch
でのファイル監視のデフォルトをuseFsEvents
に変更、値と型を同じexports
フィールドのtypeVersions
の優先度を修正など
Mixing It Up: Remix Joins Shopify to Push the Web Forward — Development (2022)
shopify.engineering/remix-joins-shopify
ShopifyがRemixを買収し、RemixはShopifyの下で開発を継続する。
ShopifyのHydrogenにもRemixのdata loadingパターンを組み込むなどの変更をしていく予定。
また、同時にVanilla ExtractのCreatorであるMark DalgleishもRemixに参加する予定となっている。
- Remixing Shopify | Remix
- Roadmap • Hydrogen: Shopify’s headless commerce framework
- 🧁 Mark Dalgleish on Twitter: "I'm super excited to announce that next week I'm joining the @remix_run team at @Shopify." / Twitter
アーティクル
Why We're Breaking Up with CSS-in-JS - DEV Community 👩💻👨💻
dev.to/srmagura/why-were-breaking-up-wiht-css-in-js-4g9b
CSS-in-JSのランタイムパフォーマンス問題についての記事。
Airbnb's Trip to Linaria | The Airbnb Tech Blog
medium.com/airbnb-engineering/airbnbs-trip-to-linaria-dc169230bd12
AirbnbでCSS-in-JSとしてreact-with-stylesを開発し使っていたが、パフォーマンスとメンテナンス性の問題から、Linariaへ移行していくという話
【脱ランタイムCSS in JS】styled-componentsを別のCSS in JSに自動置換するCLIツールの開発
zenn.dev/yukiyada/articles/0ac6ef8d566b96
styled-componentsをlinariaやvanilla-extractに移行するツールの仕組みについての記事
サイト、サービス、ドキュメント
sqlite3 wasm docs: About the sqlite3 WASM/JS Subproject
sqlite.org/wasm/doc/trunk/about.md
sqlite3をWebAssemblyとJavaScriptを使ってブラウザで動かすことを目的にした公式のサブプロジェクト。
ソフトウェア、ツール、ライブラリ関係
dudykr/stc: Speedy TypeScript type checker
Rustで書かれたTypeScriptの型チェッカー
書籍関係
Fluent React [Book]
www.oreilly.com/library/view/fluent-react/9781098138707/
2024年3月発売予定
Reactについての書籍