JSer.info #503 - Firefox 80がリリースされました。
- Firefox 80.0, See All New Features, Updates and Fixes
- Firefox 80 for developers - Mozilla | MDN
- Firefox 80 Site Compatibility | Firefox Site Compatibility
ES2020のexport * as namespace
構文のサポート、CSSのappearance
プロパティをprefixなしでサポートしています。
また、window.open()
がouterWidth
とouterHeight
を無視するように、Cache-Control
が設定されている場合にPragma
ヘッダは無視されるようになるといった変更も含まれています。
D3.js 6.0.0がリリースされました。
ES2015のIterable、Map、Setをネイティブで利用するようになっています。
d3.event
経由でイベントを受け取るのではなくlistner関数の第一引数にevent
を渡すようになるといったイベントの仕組みを変更が含まれています。
その他にも一部パッケージの非推奨化(削除)や変更が含まれています。
d3-collection
の削除 → MapやSetのビルトインメソッドやd3-arrayd3-voronoi
の削除 → d3-delaunayd3.mouse
,d3.touch
,d3.touches
,d3.clientPoint
の削除 → d3.pointer, d3.pointers
マイグレーションガイドも合わせて公開されています。
Chrome 85がリリースされています。
- New in Chrome 85 | Web | Google Developers
- What's New In DevTools (Chrome 85) | Web | Google Developers
- Deprecations and removals in Chrome 85 | Web | Google Developers
- Chrome Platform Status
JavaScriptではES2021に入る予定のPromise.any
とAggregateError
、String.prototype.replaceAll
、Logical assignment operatorsがサポートされています。JavaScriptについては、V8 8.5のブログにまとめられています。
CSS content-visibility
の実装、CSS PropertiesをCSSで定義する@property
の実装、AVIF画像のサポートが含まれています。
Origin TrialとしてFetch APIのStreaming requests、WebHID、Declarative Shadow DOM、Portalのサポート。
また、Referrer Policyのデフォルト値をstrict-origin-when-cross-origin
に変更、Secure
属性なしのSameSite=None
のサポート終了といった変更も含まれています。
theheadless.dev - Learn Puppeteer & Playwrightというサイトでは、PuppeteerとPlaywrightの使い方やユースケースについてまとめられています。
このサイトでは、PuppeteerとPlaywrightの基本的な使い方からE2Eテストやスクレイピングなどのユースケースごとの使い方について紹介しています。
また、同時期にTestimからtestimio/root-causeというPuppeteerとPlaywrightでのE2Eテストを支援するフレームワークが公開されています。
testimio/root-causeでは、それぞれの実行ステップをスクリーンショットで保存、コンソールログやネットワーク(HAR)ファイルの保存してレポートからテストが失敗した原因を検証できるようになっています。
また、単独で動かす方法とJestやMochaなどのテストフレームワークに統合するライブラリを提供しているようです。
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ヘッドライン
Firefox 80.0, See All New Features, Updates and Fixes
www.mozilla.org/en-US/firefox/80.0/releasenotes/
Firefox 80.0リリース。
ES2020のexport * as namespace
構文のサポート。
window.open()
がouterWidth
とouterHeight
を無視するように、Cache-Control
が設定されている場合にPragma
ヘッダは無視されるようになるなど
- Firefox 80 for developers - Mozilla | MDN
- Firefox 80 Site Compatibility | Firefox Site Compatibility
Release v6.0.0 · d3/d3
github.com/d3/d3/releases/tag/v6.0.0
D3.js 6.0.0リリース。
ES2015のIterable、Map、Setを利用するように、bowerの対応を削除。
d3-selection
などのイベントの仕組みを変更、d3-collection
の非推奨化など
New in Chrome 85 | Web | Google Developers
developers.google.com/web/updates/2020/08/nic85
Chrome 85リリース。
CSS content-visibility
の実装、CSS PropertiesをCSSで定義する@property
の実装、AVIF画像のサポート。
Origin TrialとしてFetch APIのStreaming requests、WebHID、Declarative Shadow DOM、Portalのサポート。
また、Referrer Policyのデフォルト値をstrict-origin-when-cross-origin
に変更など
V8 release v8.5 · V8
V8 8.5リリース。
ES2021予定のPromise.any
とAggregateError
のサポート、String#replaceAllのサポート、Logical assignment operatorsのサポート。
WebAssemblyのbaseline compilerであるLiftoffが全てのプラットフォームで使われるようになるなど
Yarn 2.2 🚅🌟 Dedupe, Faster, Lighter, ... - DEV Community 👩💻👨💻
dev.to/arcanis/yarn-2-2-dedupe-faster-lighter-ha5
Yarn 2.2リリース。
yarn dedupe
の追加、パフォーマンス改善、オプトアウト方式でYarnの利用情報をDatadogに送るように
アーティクル
content-visibility: the new CSS property that boosts your rendering performance
Chrome 85で実装されたCSS content-visibility
プロパティについて。
CSS Containmentに依存した仕様。
DOMのサブツリーに予測できる空間を定義することで、ブラウザがレンダリングを省略して最適化するための仕組み。
display: none
、visibility: hidden
との違い、content-visibility
プロパティのユースケースとしての無限スクロールなどについて
Introducing Danfo.js, a Pandas-like Library in JavaScript — The TensorFlow Blog
blog.tensorflow.org/2020/08/introducing-danfo-js-pandas-like-library-in-javascript.html
PandasインスパイアなライブラリであるDanfo.jsについて。
TensorFlow.jsと組み合わせて利用できる
スライド、動画関係
Vue.js with TSX - From Vue 2.x to Vue 3 #v_tokyo11 - Speaker Deck
speakerdeck.com/potato4d/vue-dot-js-with-tsx-from-vue-2-dot-x-to-vue-3-number-v-tokyo11
VueでのTSX利用についてスライド。
Vue2/Vue3でのTSXの利用方法と制限、VueのSFCとTSXの比較など
サイト、サービス、ドキュメント
gluesql/gluesql: GlueSQL is quite sticky, it attaches to anywhere.
ライブラリとしてのSQLデータベース。
RustとWebAssembly(JavaScript)での実装が提供されている。
JavaScript版はInMemoery、LocalStorageなどで動作する
testimio/root-cause
github.com/testimio/root-cause
PuppeteerとPlaywrightを使ったE2Eテストの補助ツール。
それぞれの実行ステップをスクリーンショットで保存、コンソールログやネットワーク(HAR)ファイルの保存してレポートからテストが失敗した原因を検証できる。
単独で動かす方法とJestやMochaなどのテストフレームワークに統合するライブラリを提供している。
- Root Cause - Fast authoring of AI-stabilized end-to-end tests—codeless, coded, or both
- Testim Root Cause overview
theheadless.dev - Learn Puppeteer & Playwright
PuppeteerとPlaywrightの使い方やユースケースについて紹介しているサイト。
基本的な使い方、E2Eテストやスクレイピングなどのユースケースごとの使い方について紹介している
ソフトウェア、ツール、ライブラリ関係
dsherret/ts-morph: TypeScript Compiler API wrapper for static analysis and programmatic code changes.
TypeScript Compiler APIのラッパーライブラリ。
TypeScriptのAST操作やファイル操作などを扱えるAPIを提供する
davidkpiano/xactor: Actors for the modern web
TypeScriptでのActorモデルの実装ライブラリ
ztext.js | 3D Typography for the Web
3Dタイポグラフィライブラリ。
文字列を3D表示するライブラリ
Bnaya/objectbuffer: JavaScript Object like api, backed by an arraybuffer
ArrayBuffer
をバックエンドに使ったオブジェクトデータライブラリ。
通常のオブジェクトはWeb Workerなどに渡す際にコピーされるが、ArrayBuffer
などのTransferableなオブジェクトならコピーせずに渡せるのを目的にしている。
edwinm/carbonium: Carbonium, for easy manipulation of the DOM
Proxyを使ったDOM操作ライブラリ。
セレクタで要素選択し、選択した複数の要素に対してまとめてstyle
やclassList
などのDOM APIでの操作を行えるライブラリ