JSer.info #523 - Snowpack v3.0がリリースされました。

Snowpack 3.0ではPre-bundled Streaming Importsという機能がopt-inで利用できます。
オプションで有効にすると、ローカルでbundleしたファイルではなくSkypackからESM(ECMAScript Modules)をロードできます。
一度ロードしたESMはキャッシュされ、次回からはオフラインでも利用できます。
また、この仕組みでロードするパッケージのバージョンは snowpack.deps.json というファイルで管理できます。

その他には、esbuildを使ったbundleの最適化のサポート、snowpackをJavaScriptから扱うAPIの更新などが含まれています。

Front-End Performance Checklist 2021 — Smashing Magazineでは、フロントエンドのパフォーマンスに関して幅広い範囲でまとめられています。

チェックリストという方式でパフォーマンスに関してまとめられていて、要約バージョンとしてPDFなども用意されています。

performance-checklist-1.4.pdf

記事では、それぞれのチェック項目について詳細な解説が書かれています。

JavaScriptを扱う開発者アンケートであるState of JSの2020の結果が公開されています。

State of JS 2020 (日本語)

ECMAScriptの言語機能、ライブラリ、ツール、エディタ、リソースなど各項目ごとに認知、満足度、興味、利用しているかなどをアンケートを行いその結果をまとめられています。
結果の元となった回答者の属性についてはDemographicsで公開されています。
また、回答結果のJSONデータは State of JS | Kaggle に公開されています。

お知らせ

2021年1月16日でJSer.infoが10周年を迎えたので、10周年を記念した記事を書きました。

JSer.info 10周年: JavaScript情報の集め方、書き方、まとめ方 - JSer.info

今年もよろしくお願いします。

JSer.infoをサポートするには

😘 知り合いにJSer.infoをおすすめする
❤️ GitHub Sponsorsで@azuのスポンサーになる
🐦 X(Twitter)で@jser_infoをフォローする

JSer.info Sponsors

JSer.info SponsorsはGitHub SponsorsとしてJSer.infoを支援してくれている方々です。

ヘッドライン

Snowpack v3.0

www.snowpack.dev/posts/2021-01-13-snowpack-3-0

JavaScript ECMAScript debug Tools ReleaseNote

Snowpack 3.0リリース。
Streaming Importsのサポート、esbuildを使ったbundleの最適化のサポート、JavaScript APIの更新など

Release v6.0.0 · karma-runner/karma

github.com/karma-runner/karma/releases/tag/v6.0.0

browser testing ReleaseNote library

Karma 6.0.0リリース。
customFileHandlersとcustomScriptTypesの削除、不正なオプションを渡した時にエラーを出すようになるなど

Node v15.6.0 (Current) | Node.js

nodejs.org/en/blog/release/v15.6.0/

node.js ReleaseNote

Node.js 15.6.0リリース。
child_processにoverlappedオプション、.forkがAbortSinalに対応。
cryptoモジュールにrandomUUIDメソッドの追加、X509Certificate APIのサポート。
server.listenがAbortSignalをサポート、http.AgentのschedulingオプションにLIFOアルゴリズムを追加など

Announcing TypeScript 4.2 Beta | TypeScript

devblogs.microsoft.com/typescript/announcing-typescript-4-2-beta/

TypeScript ReleaseNote

TypeScript 4.2 Betaリリース。
Tuple TypesでRest Elementをサポート、Type Aliasの型追跡の改善、template literal typesの改善。
noPropertyAccessFromIndexSignatureオプションの追加、abstract newのサポートなど。
また、--explainFilesでなぜファイルが含まれるかを表示できるようになるなど