LegalOn Technologies Engineering Blog

https://tech.legalforce.co.jp/

LegalOn Technologies 開発チームによるブログです。

フィード

記事のアイキャッチ画像
CAIO Reflections - Evaluation, Benchmark and Product Metrics
LegalOn Technologies Engineering Blog
はじめに Hi, I’m Joe, Chief AI Officer at LegalOn Technologies. Since joining the company in 2023, I’ve been leading our AI initiatives. Internally, I’ve been sharing a series called “CAIO Reflections”, where I regularly write about my thoughts and observations on AI. After receiving requests from colle…
6日前
記事のアイキャッチ画像
条件付き文書ラベリングをスマートに解く - Structured Outputsでラベルの組み合わせ爆発を回避する方法
LegalOn Technologies Engineering Blog
はじめに こんにちは、株式会社LegalOn Technologies で検索・推薦チームに所属している福田と申します。 わたしたちのチームでは、LLM (大規模言語モデル) を用いて文書をラベリングし、そのラベルを検索や推薦のサービスで役立てています。 この記事では、LLMを使って文書をラベリングする際、付与されるラベル同士の制約がある場合に、どうやってLLMに制約を満たすような出力を強制させるかについて説明します。特にラベルの組み合わせ数が多い場合、Structured Outputs (Geminiで言うところのControlled generation) を利用した際にAPIで定められ…
19日前
記事のアイキャッチ画像
GeminiでdbtのDescriptionを自動補完したら、2,000件以上のメタデータ整備が1分以内で完了した話
LegalOn Technologies Engineering Blog
はじめに 株式会社LegalOn Technologiesでアナリティクスエンジニアをしている鈴木です。 データ活用の現場では、メタデータの品質が分析や開発の効率を大きく左右します。特に、データベースのカラム定義(description)は、データの意味や使い方を理解する上で重要な役割を果たしています。 今回は、Gemini(生成AI)を活用してBigQueryのテーブルdescriptionを半自動補完する取り組みについてご紹介します。この施策により、データの可視性・可読性が向上し、チーム全体のデータ活用効率が改善されました。
1ヶ月前
記事のアイキャッチ画像
Kubernetes ネイティブなポリシー制御!Validating Admission Policy で開発者の操作を制限してみた
LegalOn Technologies Engineering Blog
はじめに こんにちは、株式会社LegalOn Technologies で SRE をしている加藤です。私たちのチームでは、主に GKE (Google Kubernetes Engine) 上でサービスを構築・運用しており、 日々 Kubernetes クラスターと向き合っています。 本記事では、私たちが利用している GKE 環境におけるセキュリティとガバナンスの強化を目的として、特定の Namespace における開発者の Pod 操作を制限したいという課題に対し、Kubernetes v1.30 で GA となった Validating Admission Policy を活用して解決し…
1ヶ月前
記事のアイキャッチ画像
AI-powered Development Center of Excellence (AID CoE) 発足!AI駆動開発で LegalOn Technologies の開発を加速する
LegalOn Technologies Engineering Blog
こんにちは、2025年2月から発足した CTO オフィスでリーダーをしている時武です。 LegalOn Technologies ではこの度、開発組織全体の生産性向上を目指す CTO オフィス主導のもと、「AI-powered Development Center of Excellence (AID CoE)」を新たに立ち上げ、初期的な活動として「Cursor」と「Devin」を全社に導入しました。本稿では、その背景、目的、そして私たちが AI 駆動開発にかける想いについてお伝えします。
2ヶ月前
記事のアイキャッチ画像
データ移行のテストに私たちはどう向き合ったか
LegalOn Technologies Engineering Blog
はじめに こんにちは! 株式会社LegalOn TechnologiesのSET(Software Engineer in Test)のhikimochiです。普段は自動テストの推進やQA横断の施策を実施しています。 LegalOn Technologiesでは昨年、企業における法務業務を包括的にサポートするAI法務プラットフォーム「LegalOn Cloud」をリリースしました。 リリース後、様々な機能追加が行われる中、弊社の他製品で契約書の内容を自動レビューするAIレビューサービスの「LegalForce」、AI契約管理システムの「LegalForceキャビネ」からのデータ移行を行うための…
2ヶ月前
記事のアイキャッチ画像
Pub/Sub で正常処理したメッセージが Dead Letter Queue に入る原因と対策
LegalOn Technologies Engineering Blog
はじめに こんにちは、株式会社LegalOn Technologies (検索・推薦チーム) の佐藤 (maomao905) です。 私たちのチームでは、Google Cloud の Pub/Sub 経由で受信したリクエストを元に、LLM (大規模言語モデル) を用いて情報抽出を行い、その結果を検索エンジンに保存するパイプラインを運用しています。 この記事では、Pub/Sub で正常に処理されたメッセージが Dead Letter Queue に送られる問題の原因と対策を解説します。LLM を利用するなど、メッセージ 1 件あたりの処理時間が長いケースで発生しやすい現象であり、一度に処理するメ…
3ヶ月前
記事のアイキャッチ画像
LegalRikai: 日本法務分野のためのNLPベンチマークデータセット
LegalOn Technologies Engineering Blog
こんにちは、株式会社LegalOn Technologiesでソフトウェアエンジニアをしている高橋です。 LegalOn Technologiesでは、日本の法務分野における自然言語処理(NLP)のための包括的なベンチマークデータセット、LegalRikaiを作成しています。LegalRikaiは日本法に特化したさまざまなタスクを含むベンチマークデータセットで、法務NLPベンチマークデータセットの現状における重要なギャップを埋めることを目的としています。
3ヶ月前
記事のアイキャッチ画像
Developers Summit 2025に登壇してきました
LegalOn Technologies Engineering Blog
検索・推薦チームの浅野です。 2/13~2/14 に開催された Developers Summit 2025(通称デブサミ)に公募枠で登壇させていただきました。発表資料は以下です。 このブログでは、登壇に至った経緯や、発表で伝えたかったこと、さらにコミュニケーションについて学びたい方向けの書籍などをご紹介します。
4ヶ月前
記事のアイキャッチ画像
新規機能開発におけるユビキタス言語のパワー
LegalOn Technologies Engineering Blog
ハッ(笑顔)ということで・・・ はじめに 株式会社LegalOn TechnologiesでEngineering Managerを務めているYoshiokaです。2024年7月の入社からまだ半年ですが、様々なプロジェクトに携わり、多くの学びを得ています。 本記事では、ドメイン駆動設計(DDD)における重要な概念「ユビキタス言語」に焦点を当てます。この概念は私にとって特に印象深く、日々の業務で早速活用できているため、その実践方法と、我々がヘビーユースしているNotionを活用した具体例を紹介したいと思います。
4ヶ月前
記事のアイキャッチ画像
【後編】「50以上のマイクロサービスを支えるアプリケーションプラットフォームの設計・構築の後悔と進化」の書き起こし #CNDW2024
LegalOn Technologies Engineering Blog
こんにちは、株式会社LegalOn TechnologiesでPlatform Engineerをしている杉田(@toshi0607)です。 先日、CloudNative Days Winter 2024で「50以上のマイクロサービスを支えるアプリケーションプラットフォームの設計・構築の後悔と進化」と題し、LegalOn TechnologiesにけるPlatform Engineeringの取り組みについてお話してきました。前編では、「LegalOn Cloud」を短期間でリリースするために行った工夫と後悔を紹介しました。この記事では、Platform Engineering Advent …
6ヶ月前
記事のアイキャッチ画像
【前編】「50以上のマイクロサービスを支えるアプリケーションプラットフォームの設計・構築の後悔と進化」の書き起こし #CNDW2024
LegalOn Technologies Engineering Blog
こんにちは、株式会社LegalOn TechnologiesでPlatform Engineerをしている杉田(@toshi0607)です。 先日、CloudNative Days Winter 2024で「50以上のマイクロサービスを支えるアプリケーションプラットフォームの設計・構築の後悔と進化」と題し、LegalOn TechnologiesにおけるPlatform Engineeringの取り組みについてお話してきました。この記事では、Platform Engineering Advent Calendar 2024の23日目の記事として登壇内容の前半部分を書き起こします。
6ヶ月前
記事のアイキャッチ画像
Lookerから実行されるBigQueryのクエリコストを分析可能にする方法
LegalOn Technologies Engineering Blog
はじめに 株式会社LegalOn Technologies でデータエンジニアリングをしている鈴木です。 LegalOn Technologies ではBIツールにLooker(https://cloud.google.com/looker)を採用しており、分析用のデータウェアハウスにはBigQueryを採用しています。 この環境を利用して弊社主力製品の各種KPIをダッシュボード化するのに日々取り組んでいます。 本ブログではLookerとBigQueryを併用する上での両者を組み合わせたコストモニタリングの方法を紹介したいと思います。
6ヶ月前
記事のアイキャッチ画像
SIGIR-AP 2024 スポンサー参加レポート
LegalOn Technologies Engineering Blog
はじめに こんにちは。株式会社 LegalOn Technologies 検索・推薦チームのエンジニアをしております、勝田です。この記事は、情報検索・検索技術 Advent Calendar 2024 の19日目の記事として執筆されました。 2024年12月9日から12日にかけて開催された SIGIR-AP 2024 に、スポンサーとして参加しましたのでレポートをお届けします。
6ヶ月前
記事のアイキャッチ画像
プロダクト&データチームによるダッシュボード・メタデータ共創オペレーション
LegalOn Technologies Engineering Blog
はじめに こんにちは。株式会社LegalOn Technologies データマネジメントチームでアナリティクスエンジニアをしております、須賀です。 この記事は、datatech-jp Advent Calendar 2024 *1 の19日目の記事として執筆されました。 *1: datatech-jp とはデータエンジニアリング、データ活用についての知見を共有したり、交流するためのコミュニティです。 時々輪読会の企画が案内され、私自身も何度か参加して他の方と議論する場として利用しています。 詳細はこちらをご覧ください。 https://datatech-jp.github.io /
6ヶ月前
記事のアイキャッチ画像
リモートチームとして成長し、生産性を上げるための挑戦の軌跡
LegalOn Technologies Engineering Blog
こんにちは、LegalOn Technologies 検索・推薦チームの志水と勝田です。 我々のチームではこの1年をかけてチームビルディングやアジャイル開発に繋がる様々な手法や施策を試し、その成果が徐々に出てきました。今日はその過程を紹介いたします。時間がかかっても必ず成果は出ると思うので、似た取り組みをしようとされている方はぜひ参考にしてみてください!
7ヶ月前
記事のアイキャッチ画像
社内資料「プロダクトマネージャーのための検索推薦システム入門」を公開します
LegalOn Technologies Engineering Blog
こんにちは。LegalOn Technologies 検索・推薦チームの浅野(@takuya_b / @takuya_a)です。 先日、社内のプロダクトマネージャー(以下、PdM)を主な対象として、検索推薦技術の入門講座を開催しました。このたび、その資料を公開します。
8ヶ月前
記事のアイキャッチ画像
EMギルドでGoogleとのスペシャルセッションを行った話
LegalOn Technologies Engineering Blog
こんにちは、LegalOn Technologies で EM (Engineering Manager) をしている時武と申します。普段は現場寄りの EM としてチーム開発の取り回しをしつつ、チームが抱える様々な課題を解決するのが仕事です。 先日当社で CRE (Customer Reliability Engineer) をしている長内さんから EM ギルドで会社の「数字」について学び直した話 が投稿されましたが、LegalOn Technologies の EM ギルドでは EM に求められる知識や素養を様々な切り口で情報交換できるような活動を行っています。 今回はその一環として、当社で…
9ヶ月前
記事のアイキャッチ画像
ゼロから始める社内ハッカソン
LegalOn Technologies Engineering Blog
はじめに こんにちは、株式会社 LegalOn Technologies 検索・推薦チーム エンジニア の 勝田 (WinField95)です。この記事では、先日実施した検索・推薦チームの社内ハッカソンについてレポートします。 「よし、みんなで楽しく開発合宿!」と行きたいところですが、なんと予算0円です。 急遽ハッカソンを企画したため、残念ながら予算を確保できていませんでした。 しかし、予算がないからといって開発合宿ができないわけではありません。遠方での合宿は難しいものの、やる気さえあればハッカソンは可能です。そこで、チームメンバー全員が通常業務を効率よく終わらせ、生み出した2日間を使ってハッ…
9ヶ月前
記事のアイキャッチ画像
情報科学若手の会で発表してきました
LegalOn Technologies Engineering Blog
LegalOn Technologiesで検索・推薦エンジニアをやっております宮里(smiyazato)です。 9/14-9/16の三連休に軽井沢で開催された情報科学若手の会で、スポンサーとして発表してきたのでその報告を致します。
9ヶ月前
記事のアイキャッチ画像
Dataflow Indexer データ整合性担保と性能改善
LegalOn Technologies Engineering Blog
はじめに こんにちは。LegalOn Technologies 検索・推薦チームの臼井(jusui)です。 私たちのチームは、LegalOn Technologies が提供する主要サービス—「LegalOn Cloud」、「LegalForce」、「LegalForceキャビネ」—の検索・推薦システムの開発と運用を担当しています。 2024年7月に当チームから「Dataflow 実践開発セットアップ」を公開しました。 tech.legalforce.co.jp
9ヶ月前
記事のアイキャッチ画像
勉強会の「タダ飯狙い」対策どうするか?より良い勉強会のために参加規約のひな形を公開
LegalOn Technologies Engineering Blog
こんにちは、LegalOn Technologiesで検索エンジニアをしている志水(@banbiossa)です。 食事つきの勉強会を開催する際に、学び目的ではなく飲食目的、いわゆる「タダ飯狙い」の方に遭遇したという声を最近多く聞きます。 この「タダ飯狙い」や不審者の対策にむけて、リーガルテック企業ならではの取り組みとして、参加規約のひな形を準備しました。 本記事では、取り組むまでに至った経緯や過程、ひな形の詳細、協力してくれた方々についてご紹介できればと思います。 勉強会の治安の悪化 弁護士ドットコム社の記事 検索技術勉強会における実体験 勉強会用・参加規約のひな形 ひな形本文 ひな形とは? …
10ヶ月前
記事のアイキャッチ画像
フロントエンド開発に役立つ Datadog 活用法
LegalOn Technologies Engineering Blog
はじめに 本記事では、Datadog の設定方法を解説しながら、どのようにフロントエンド開発に活用できるかを話していきます。Datadog とは SaaS 型で提供されている監視サービスです。システムやアプリケーションの監視ができ、収集したログを分析するのに役立つ機能をたくさん提供しています。 こんにちは、株式会社LegalOn Technologiesで Software Engineer(Frontend)をしている山越 ( @yukishinonomeIT ) です。弊社では2024年4月に『LegalOn Cloud』というプロダクトを提供開始しました。Datadog は既存のプロダク…
1年前
記事のアイキャッチ画像
Dataflow 実践開発セットアップ
LegalOn Technologies Engineering Blog
こんにちは、LegalOn Technologies検索・推薦チームの志水です。 私たちのチームでは Elasticsearch へのデータのインデキシングをCloud PubSub を queue として挟んで非同期にしており、その処理にDataflowを活用しています。Dataflow(=Google managed Apache Beam) はサーバーレスでスケーラブルなデータ処理を得意としています。 Python を用いたDataflowの活用については、例えばこちらの記事が網羅的です。 この記事では似たような観点に加え、Docker上で動かす工夫やintegration testの工…
1年前
記事のアイキャッチ画像
EMギルドで会社の「数字」について学び直した話
LegalOn Technologies Engineering Blog
社内で行っている組織横断の勉強会「ギルド」の活動をご紹介!今回の勉強会では、中期計画を理解し、企業価値の増加のためにエンジニアがどう寄与できるのかを、数字の面から勉強しました。
1年前
記事のアイキャッチ画像
JaSST24’Tokyoで「生成AIでテストコード生成の効率化」をテーマに登壇しました
LegalOn Technologies Engineering Blog
2024年3月の14〜15日に開催されたJaSST’24 Tokyoというソフトウェアテストシンポジウムに「生成AIを使ったテスト記述の最適化と生産性向上」をテーマに登壇しました。 こんにちは!LegalOn TechnologiesでSoftware Engineer in Test(SET)をしている山本です。 本記事では、登壇の発表内容や感想についてお話できればと思います。 ※オンライン登壇であったため、写真を用意することができず申し訳ありません。 セッション概要
1年前
記事のアイキャッチ画像
Lucene/Elasticsearch の Character Filter でユニコード正規化するとトークンのオフセットがズレるバグへの Workaround
LegalOn Technologies Engineering Blog
pre.code{ white-space: pre; overflow-x: scroll; } こんにちは、LegalOn Technologiesでエンジニアをしている神田(@kampersanda)です。 この記事の内容 Elasticsearch の Character Filter でユニコード正規化を適用したとき、Tokenizer の結果によってはトークンのオフセットに不正な値が入るバグが報告されています。 github.com 頻繁に起こるケースでは無いのですが、実際にデータを Elasticsearch に取り込む際に発生しており、恒久的な対応が必要です。本記事では、そのバ…
1年前
記事のアイキャッチ画像
ネットワーク分析を用いた文書参照関係の分析
LegalOn Technologies Engineering Blog
はじめに 株式会社LegalOn Technologies でデータアナリストをしている高木 要です。LegalOn Technologiesではデータ分析業務に積極的に取り組んでおり、我々データアナリストチームは各部門のステークホルダーとともに製品やビジネスの価値をデータから評価できるようにデータ分析を行なっています。分析内容は多岐に渡り、製品利用状況や営業データなどを用いて、プロダクト開発やビジネスにおける意思決定精度の向上に努めています。 今回は「ネットワーク分析を用いたお客様の法律文書ナレッジマネジメント状況の可視化」についてご紹介いたします。
1年前
記事のアイキャッチ画像
Jaccard係数に基づく類似文書検索の高速化技法
LegalOn Technologies Engineering Blog
こんにちは、LegalOn Technologiesでエンジニアをしている神田(@kampersanda)です。 本記事では、Jaccard係数に基づく類似文書検索の高速化技法を解説し、契約書検索での実験結果を報告します。
1年前
記事のアイキャッチ画像
「生成 AI を搭載したプロダクト開発」というタイトルでデブサミ2024に登壇しました!
LegalOn Technologies Engineering Blog
こんにちは!LegalOn Technologiesのソフトウェアエンジニア、渡辺です。 2024年2月15日から16日にかけて開催された"Developers Summit 2024"(以下、デブサミ)に参加し、「生成AIを搭載したプロダクト開発~少人数で爆速リリースしてわかったこと~」というテーマで発表しました。 今回は、発表までの過程、スケジュール、発表内容、そして発表後の感想について書かせていただきます。
1年前