Sansan Tech Blog
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Sansanのものづくりを支えるメンバーの技術やデザイン、プロダクトマネジメントの情報を発信
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vol.04 こんなエンジニアがいると、プロダクトの体験が良くなる
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この記事は、Bill One 開発 Unit ブログリレー2025 の第4弾になります。 こんにちは、Bill Oneのデザイナーの長澤です。プロダクトづくりにおいて、私たちデザイナーは「体験を良くすること」に責務があります。しかし、良い体験は見た目や使いやすさだけで成り立つものではありません。整合性や開発コスト、運用性といった観点も含めて、全体として最適化されていることが「体験の品質」を支えています。つまり、デザインから実装へと進む過程でのチームの関わり方によって、体験の品質は大きく変わります。今回は、日々の開発の中で私がありがたいと感じた、「体験をよくする」エンジニアのふるまいを4つ紹介し…
3時間前

新卒がEightのエンジニアになって半年間で学んだこと
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2025年の4月に入社した荒木です。 入社して半年が経ったタイミングで、Eightでの開発を通じて感じた学びや成長を振り返ってみたいと思います。 はじめに Eightに配属されてからの半年間、日々の開発を通じて大規模プロダクトを支える仕組みと独自のチーム文化に触れ、学び続けてきました。壁にぶつかるたびに、技術理解やコミュニケーションの不足を痛感しつつも、今は「ユーザーに価値を届ける」視点で開発に向き合えるようになっています。本記事では、入社の理由、取り組み、学び、今後の挑戦を振り返ります。 自己紹介 現在はEightのバックエンドエンジニアとして、主にRuby on Railsを用いた開発に携…
6時間前

Vol. 3 一括処理における並行制御:FOR UPDATEと外部キー制約の組み合わせ
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この記事は、Bill One開発Unit ブログリレー2025の第3弾になります! はじめに こんにちは。技術本部 Bill One Engineering Unit の佐々木です。2021年7月に入社以来、主に請求書の発行機能、および入金消込機能の開発を担当しています。 Bill Oneの請求書発行では、1つのファイルを複数の発行前請求書に一括で添付できる機能を開発しリリースしました。この機能により、例えば年末年始のお知らせや料金改定のお知らせなど、同じファイルを多数の請求書に添付する作業を自動化できるようになりました。 本記事では、この機能開発で採用したPostgreSQLのロック機能と外…
5日前

AIエージェントだけにコードを書かせたら、エンジニアの未来が見えた
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こんにちは。技術本部Sansan Engineering Unit名刺メーカーDevグループの佐藤です。今や生成AIの全盛時代となりました。Sansan株式会社でも、2025年のテーマを「AIファースト」と位置づけ、全社OKRとして「各組織の業務をAIに置き換える」ことを掲げました。Sansan Tech Blogをご覧になる皆さまも、きっとその活用を進めていらっしゃることと思われます。
5日前

Vol. 02 Bill One で刷新したマイクロサービス間の Pub/Sub デッドレター管理
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この記事は、Bill One 開発 Unit ブログリレー 2025 の第 2 弾になります! こんにちは、技術本部 Bill One Engineering Unit の藪下(@yatsbashy)です。 今回はマイクロサービス間の非同期メッセージングで発生していたつらみの改善についてご紹介したいと思います。 マイクロサービスが増えると、メッセージング基盤の運用の手間も比例して増えていきます。Bill One では、Google Cloud Pub/Sub のデッドレター管理を見直し、BigQuery サブスクリプションを活用したシンプルかつ拡張性の高い設計へ刷新しました。
7日前

Vertex AI Grounding を使ってキャリアサマリーを自動生成した
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こんにちは!名刺アプリ「Eight」の開発チームでバックエンドエンジニアをしている大久保です。最近はゴルフにハマっています。 今回は、Eightに初めて導入したAI機能である、「キャリアサマリー自動生成」のアーキテクチャと環境構築やAPIリクエストについて共有します。 キャリアサマリー自動生成機能とは Eightでは、ユーザーのプロフィールに「キャリアサマリー」という自己紹介文を掲載する機能があります。職歴や学歴、専門性などを簡潔にまとめることで、ユーザー同士のつながりを促進するためのものです。 従来は手動で入力する必要がありましたが、より多くのユーザーに活用してもらうため、AIを使って簡単に…
8日前
Vol. 01 Prettierにおけるインポート順ソートライブラリを prettier-plugin-sort-imports に移行した話 ─ 技術的判断を支えたADR
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この記事は、Bill One 開発 Unit ブログリレー2025の第1弾になります! こんにちは、技術本部 Bill One Engineering Unit の今村です。社内では「ゆせくん」と呼ばれています。2025年4月にSansan株式会社に新卒として入社しました。普段はフルスタックエンジニアとして働いています。 今回は、TypeScript のインポートを自動でソートする Prettierプラグイン についてお話ししたいと思います。
9日前

SansanのAndroid View→Jetpack Composeへの移行計画
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はじめに こんにちは!技術本部 Sansan Engineering Unit Mobile Applicationグループの石田です(@maxfie1d)。 2025年4月にSansanに入社し、現在はSansanのAndroidアーキテクトとしてモバイルアプリの開発に携わっています。 Mobileチームでは「技術負債返済」をテーマとしたTech Blogリレー企画を実施しています。本記事はその一環として、Android ViewからJetpack Composeへの移行計画についてご紹介します。
9日前

Observability Conference Tokyo 2025 にカスタム計装の話で登壇しました
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こんにちは。技術本部 Bill One Engineering Unit の前田です。 10月27日に開催された「Observability Conference Tokyo 2025」に「ゼロコード計装導入後のカスタム計装でさらに可観測性を高めよう」というテーマで登壇しました。その感想記事を書いてみます。開催からすでに2週間以上経っておりますが、出さないより出した方が良いという精神で書くことにしました。 今回の登壇はプロポーザルへの応募から始まったので、その辺りの話も書いてみます。 はじめに カンファレンスの概要 詳細は次のページをご覧ください。日本では、オブザーバビリティのみに着目したイベ…
12日前

Android Edge-to-Edge対応 大規模アプリですべての画面を更新するための道のり
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はじめに こんにちは。技術本部 Sansan Engineering Unit Mobile Applicationグループの上野です。2025年4月に新卒で入社し、SansanのAndroidアプリ開発に携わっています。 皆さんのアプリでは、Android 16のEdge-to-Edge必須化への対応は進んでいますか? 私たちSansanのAndroidチームは、2025年7月頃からEdge-to-Edge対応プロジェクトに取り組んでいます。Sansanアプリは100を超える画面からなる大規模なアプリであり、Edge-to-Edge対応を通じて全画面での実装とレビューが必要になります。 この…
13日前

Vol. 00 Bill One開発Unit ブログリレー2025を開催!& アーキテクチャConference 2025に協賛します!
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はじめに こんにちは、技術本部 Bill One Engineering Unit の今村です。 社内では「ゆせくん」と呼ばれることが多く、本名で呼ばれることはほとんどありません! 2025年4月に、新卒でSansanに入社しました。入社してからあっという間に半年、内定者インターンの時期も含めると、Bill Oneに関わってもう1年半になります。 入社してから特に大きな変化といえば、サーバーサイドの開発に多く携わるようになったことです。 フロントエンドに多く関わっていた学生時代とは打って変わって、Bill Oneのコードを触るうちに、サーバーサイドKotlinやドメイン駆動設計、マイクロサービ…
14日前

【社内イベントレポート】「お隣部署のAI体験会」を開催しました
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こんにちは。Sansan Tech Blog編集部です。 先日、技術本部のメンバーが集まり、各チームがどの業務でAIを活用しているのか、その実例を手元で体験しながら学ぶ社内イベント「お隣部署のAI体験会」を開きました。 LT会のように聞くだけでなく、触って確かめるのがこのイベントの特徴。モニターをのぞき込みながら「ここ、どうやってる?」と声をかけ合うやりとりがあちこちで起きていて、会場は終始にぎやかな雰囲気でした。 この記事では、当日の様子と各ブースの内容、そして参加者の声を紹介します。
15日前

EightのエンジニアでKaigi on Rails 2025に参加してきました!
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こんにちは!名刺アプリ「Eight」でエンジニアをしている平石です。9/26, 27日に開催された Kaigi on Rails 2025 に、Eightのエンジニアメンバーで参加してきました。今回はそれぞれのメンバーがKaigi on Railsの感想や印象に残ったセッションについてレポートしていきます。
20日前

Nagoya Tech Talk 〜AI x 〇〇〜【初陣】イベントレポート
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中部支店に勤務しているData Intelligence Unit Master Data Groupのウチウゾウです。 名古屋のエンジニアコミュニティを、熱田神宮よりも熱くする。この熱意のもと、2025/10/24に、Sansanの中部支店で、「Nagoya Tech Talk 〜AI x 〇〇〜【初陣】」が開催されました。 sansan.connpass.com 名古屋開催にも関わらず、満員御礼となりました。登壇者の皆さま、そして会場にお越しいただいた参加者の皆さま、貴重な知見の共有と活発な交流、ありがとうございました。皆さまのおかげで、熱気あふれる素晴らしいイベントとなりました。 Ope…
21日前

「Sansanと考えるプラットフォームエンジニアリング」開催レポート
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こんにちは、技術本部研究開発部の高橋寛治です。 2025年9月5日に「Sansanと考えるプラットフォームエンジニアリング」と題したイベントを株式会社ロバートハーフジャパンと共催しました。 プラットフォームエンジニアリングは、開発効率や組織スケーラビリティを高める重要なテーマです。 本イベントでは、プラットフォームエンジニアリングをテーマに、Sansanおよび外部登壇者がそれぞれの実践と考察を共有しました。 本記事では、イベントの様子を紹介します。 研究開発部におけるPlatform Engineering 最初の登壇はSansanの高橋による、「研究開発部におけるPlatform Engin…
1ヶ月前

10年もののSansan Mobileアプリ開発において、適切に技術的負債・リスクに対処し続けるための取り組み
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1. はじめに 技術本部 Sansan Engineering Unit Mobile Application Group でEM(エンジニアマネジャー)をしている赤城です。私たちのチームは、法人向け営業DXサービス「Sansan」のモバイルアプリ開発を主に担当しています。 今回は、Mobileチーム「技術負債返済」をテーマとしたTech Blogリレー企画の第二弾となります。
1ヶ月前

業務改善AIツールを半年で1万回利用まで育てるためにやったこと
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こんにちは!Digitization部 & Corps兼務の荻野悠一です。 この半年間、社内の営業業務を効率化するためのAIツール開発をしていたので、その経験を共有します。 忙しい人向けの要点 1. やったこと全体像 要素技術 2. ツールが使われない・定着しない理由 1. 認知されていない 2. 利用ハードルが高い 3. 現場の実務に即していない 4. 性能が悪い 3. ツールを定着させるステップ 1. 認知してもらう 2. 利用ハードルを下げる 3. 実務に即したツールを作る 4. 利用状況を見ながらチューニングしていく 4. 結果 5. 注意点 まとめ(再掲) Sansan技術本部ではカ…
1ヶ月前

2025年11月技術イベント予定
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Sansan株式会社では、技術イベントや勉強会の主催・協賛・登壇を行っています。 各イベントの詳細については、以下のリンクからご確認ください。 ※開催状況により、すでに受付を終了している場合がございます。あらかじめご了承ください。
1ヶ月前

SansanはKotlin Fest 2025にゴールドスポンサーとして協賛します!
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こんにちは、技術本部Contract One Engineering UnitでAI契約データベース「Contract One」の開発をしている中川泰夫です。 Sansanは、2025年11月1日(土)に東京コンファレンスセンター品川で開催されるKotlin Fest 2025にゴールドスポンサーとして協賛します! 2025.kotlinfest.dev Kotlin Fest 2025は、日本最大級のKotlin開発者向け技術カンファレンスです。Sansanでは、Bill OneやContract OneのサーバーサイドKotlin、SansanやEightのAndroidアプリ開発など、さ…
1ヶ月前

【勉強会開催レポート】渋谷 Biz × AI: ビジネスにおける AI 利活用 事例勉強会 第3回
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この夏、初めてオクラを育ててみたところ、思いのほかたくさん実がなり、毎朝の収穫に追われていました。研究開発部の吉村です。今回は、2025年10月7日に株式会社サイバーエージェントで開催された、株式会社サイバーエージェント・株式会社ビズリーチ・Sansan株式会社の3社合同イベント「渋谷 Biz × AI: ビジネスにおける AI 利活用 事例勉強会 第3回」の様子をレポートします。
1ヶ月前

第20回言語処理若手シンポジウム(YANS2025)に参加しました!
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こんにちは。研究開発部の25卒新卒、根本です。2025年9月17日(水)から19日(金)の3日間、静岡県浜松市のアクトシティ浜松にて第20回言語処理若手シンポジウム(YANS2025)が開催されました。弊社からは私が現地参加し、ポスター発表をしました。本ブログではその様子をお伝えします。
1ヶ月前

Playwright AgentsでE2Eテストの民主化を実現する - SEED構想の提案
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はじめに 技術本部Quality Assurance Engineering Unitの杉本です。 QAでPlaywrightを使ったE2Eテストを推進している者です。以前、SETチーム始動 Playwrightで実現した最初の成果 - Sansan Tech Blogという記事で、立ち上げと導入について書きました。この記事を公開してから約1年、私たちのチームであるSET(Software Engineer in Test)は、社内でのE2Eテスト自動化の取り組みをさらに加速させてきました。
1ヶ月前

Highlighting PO–Invoice Matches with OCR in Bill One
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Introduction Hi, I’m Armin from SGDC, Sansan’s Cebu office, and I work in the Purchasing Area of Bill One. Almost a year ago, our team developed the highlighting feature for Bill One’s invoice matching. This feature has since become one of the core functions of Purchase Order Matching in Bill One.
1ヶ月前

6GHz SSID導入への挑戦:高密度オフィスWi-Fiの混雑をどう解消したか
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はじめに こんにちは、Sansan株式会社 コーポレートシステム部の正木です。 前回の記事「本社移転に伴うネットワークの再設計と内製構築の舞台裏」では、渋谷サクラステージへの本社移転に伴う大規模ネットワーク刷新についてお話ししました。今回は、その続編として、移転後のオフィスで私たちが直面した「5GHz帯の混雑」という新たな課題に、どう挑戦したかをご紹介します。 このプロジェクトは、「6GHz帯を活用した次世代Wi-Fi環境の導入」を核に、WPA3セキュリティの導入、デバイス管理の最適化、そして段階的な展開戦略まで、一歩進んだ無線LAN環境を目指しました。ネットワーク設計・セキュリティ運用・デバ…
2ヶ月前

テスト設計の属人化からの脱却─AIで工数半減と品質標準化を実現したQAチームの挑戦
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はじめに:QAの未来を創造するための試み こんにちは。Bill OneでQAエンジニアをしている林 樹坤です。 私たちのチームは「AIを活用した新しいテストプロセス」を目指して、品質保証のあり方を変えようとチャレンジしています。 今回は、AIを活用してテスト設計の「属人化」という長年の課題を解決した話をします。誰が担当しても85%以上の品質を安定的に実現できる仕組みを構築し、その結果として工数も54.3%削減することができました。
2ヶ月前

福岡からリモートで働く ─ 地方拠点での働き方とこれから
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はじめに こんにちは、技術本部 Bill One Engineering Unitの姉川です。2025年2月、私は東京から福岡へ移住しました。きっかけは家族のライフステージの変化です。子供が生まれ、夫婦それぞれの実家に近い場所で子育てをしたいと考えました。大学時代を過ごした福岡は私たちにとって思い出深い街でもあり、今では生活と仕事の両立にちょうど良い拠点となっています。福岡に移住した背景はこちらの記事でも紹介しています。現在はオフィスに出社しつつ、基本的にはリモートを中心に働いています。地方拠点でも問題なく業務を進められており、本記事では福岡での暮らしの様子、リモート環境で成果を出すための工夫…
2ヶ月前

EightのWeb開発組織の体制の今
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名刺アプリ「Eight」のWeb開発組織でマネジャーをしている篠原です。最近は2歳の娘に翻弄される日々を過ごしています。長く続くプロダクトを進化させる中で、日々の新機能開発と中長期の技術的取り組みをどう両立するかは、多くの開発組織が直面する課題です。EightのWeb開発組織も例外ではなく、このテーマに向き合い続けてきました。本記事では、その解決策として導入した「Feature / Enhancement」体制について、背景と現状、そしてこれから目指す姿を紹介します。
2ヶ月前

From Zero to One: Building the First Global Team in Data Hub
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The Global Team in Data Hub Hi, I'm the leader Masanori Ikeda and one of the founders of the Data Hub’s first Global Team. As of September 1, 2025, our team has eight members, with two more planning to join later this year. I believe we are one of the most influential teams in the Data Hub group. In…
2ヶ月前

Bill One開発マネージャーと挑む! AI駆動開発合宿で掴んだ、AIを"思考の相棒"にする3つの勘所
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はじめに こんにちは!技術本部 Bill One Engineering Unitの市川です。 突然ですが、皆さんのチームでは、AIをどう活用していますか? 「CursorやClaude Codeを導入してAgent機能を活用している」「プロンプトエンジニアリングの勉強会を開いた」など、様々な試行錯誤をされているかもしれません。
2ヶ月前

Vertex AIを利用してVision Language Modelをリリースするまでの意思決定
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はじめに こんにちは、技術本部 研究開発部Automationグループの石井です。 本記事では、内製のVision Language Model “Viola”をGoogle CloudのVertex AIにデプロイするまでに行った意思決定を振り返ります。 比較的大きなVision Language Modelを本番環境にデプロイするにあたって、考慮すべき観点がいくつかありました。特に、システム要件を満たすための構成設計、画像処理の責務設計について、どのような判断を行ったのかを共有します。
2ヶ月前