JSer.info #636 - Firefox 111がリリースされました。
HTMLのtranslate属性をサポート、CSS color functionsをフラグ付きでサポートされています。
また、Safariと同じくFile System Access APIのOrigin private file system (OPFS)をサポートしています。
Reactの新しいドキュメントサイトである react.dev がリリースされました。
ドメインが react.dev となり、React Hooksがデフォルトとなり、チュートリアルやAPIガイドも大きく書き直されています。
また、古いドキュメントはhttps://legacy.reactjs.org/で公開されています。
TypeScript 5.0が正式リリースされました。
TypeScriptはsemverではないですが、メジャーアップデートと言えるような大きな変更が含まれています。
今まではECMAScript Stage 1相当のDecoratorでしたが、Stage 3のDecoratorがサポートされるようになりました。
const type parameterの追加、tsconfig.jsonで複数のextendsに対応、enumとunion型の改善も行われています。
また、--moduleResolution bundlerの追加と関連するオプションの追加、exportsフィールドのConditionを指定できる--customConditionsの追加。
import時にtype修飾子を削除しそれ以外を残す--verbatimModuleSyntaxオプションの追加、JSDocで@satisfiesをサポートなども含まれています。
TypeScriptの内部的な変更としてTypeScriptのコードベースをnamespaceからmoduleに移行し、パフォーマンス/メモリ/パッケージサイズの改善されています。
namespaceからの以降については記事も公開されています。
古くなった--target ES3や--outなどのオプションを非推奨に変更し、--forceConsistentCasingInFileNamesをデフォルトでtrueに変更するといった変更も含まれています。
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ヘッドライン
Firefox 111.0, See All New Features, Updates and Fixes
www.mozilla.org/en-US/firefox/111.0/releasenotes/
Firefox 111リリース。
HTMLのtranslate属性をサポート、CSS color functionsをフラグ付きでサポート。
File System Access APIのOrigin private file system (OPFS)をサポートなど
Node v19.8.0 (Current) | Node.js
nodejs.org/en/blog/release/v19.8.0
Node.js v19.8.0リリース。
Buffer.copyBytesFrom()の追加、AsyncLocalStorage.bind()とAsyncLocalStorage.snapshot()の追加。
fs.openAsBlob()の追加、URLSearchParamsにsize getterの追加、WASIにversionを追加など
vite/CHANGELOG.md at main · vitejs/vite
github.com/vitejs/vite/blob/main/packages/vite/CHANGELOG.md#420-2023-03-16
Vite 4.2.0リリース。
HTMLファイル内で%ENV_NAME%での環境変数の置換に対応、Source Mapsの改善、exportsフィールドのSubpath importsに対応。
TypeScript 5のサポートとesbuild 0.17へのアップデートなど
Introducing react.dev – React
react.dev/blog/2023/03/16/introducing-react-dev
Reactの新しいドキュメントサイトである react.dev が公開された。
ドメインが react.dev となり、React Hooksがデフォルトとなり、チュートリアルやAPIガイドも書き直されている。
Announcing TypeScript 5.0 - TypeScript
devblogs.microsoft.com/typescript/announcing-typescript-5-0/
TypeScript 5.0リリース。
ECMAScript Stage 3のDecoratorを実装、const type perameterの追加、tsconfig.jsonで複数のextendsに対応、enumとunion型の改善。
--moduleResolution bundlerの追加と関連するオプションの追加、exportsフィールのConditionを指定できる--customConditionsの追加。
import時にtype修飾子を削除しそれ以外を残す--verbatimModuleSyntaxオプションの追加、JSDocで@satisfiesをサポートなど。
また、TypeScriptのコードベースをnamespaceからmoudleに移行し、パフォーマンス/メモリ/パッケージサイズの改善。
--target ES3や--outなどのオプションを非推奨に変更し、--forceConsistentCasingInFileNamesをデフォルトでtrueに変更するといった変更も含まれている
styled-components/xstyled: A utility-first CSS-in-JS framework built for React. 💅👩🎤⚡️
github.com/styled-components/xstyled
xstyledがstyled-componentsのorganizationに移管された
アーティクル
Introducing "safe npm", a Socket npm Wrapper - Socket
socket.dev/blog/introducing-safe-npm
npmとnpxにaliasして利用できるコマンド。
インストール時にパッケージがマルウェアかインストール時にスクリプト実行するかなどをチェックしてからインストールできる
npm installとnpm ciの動作確認を簡単にやっておいた - Mitsuyuki.Shiiba
bufferings.hatenablog.com/entry/2023/03/21/145023
npm installとnpm ciとキャッシュについて。
npm installはnode_modules/を再利用できるが、安全ではないケースもある。
npm ciはnode_modules/を削除するため~/.npmをキャッシュとして使う必要があることについて。
サイト、サービス、ドキュメント
lagonapp/lagon: Deploy Serverless Functions at the Edge. Current status: Dev
V8とRustで書かれているJavaScriptランタイム。
ソフトウェア、ツール、ライブラリ関係
total-typescript/ts-reset: A 'CSS reset' for TypeScript, improving types for common JavaScript API's
github.com/total-typescript/ts-reset
TypeScriptのlibsの型定義を上書きする型定義ライブラリ。
JSON.parseがanyではなくunknownを返すように変更したり、.includes()や.has()の型を厳密にするなどしている
anymaniax/orval: orval is able to generate client with appropriate type-signatures (TypeScript) from any valid OpenAPI v3 or Swagger v2 specification, either in yaml or json formats. 🍺
OpenAPI SpecからAPIクライアントやモックサーバなどのコードを生成するツール。
gajus/turbowatch: Extremely fast file change detector and task orchestrator for Node.js.
ファイルの変更を監視して、プロセスを再起動するライブラリ、ツール。
Transformers.js
xenova.github.io/transformers.js/
ブラウザ上で動くTransformersライブラリ。
HuggingFace Hubからのモデルのダウンロードに対応していて、BERTなどさまざまモデルでタスクを実行できる
書籍関係
Practical WebAssembly [Book]
www.oreilly.com/library/view/practical-webassembly/9781098142513/
2024年5月発売
WebAssemblyについての書籍。
RustとAssemblyScriptでWasmを作成して利用する方法について
