JSer.info #449 - BundlerであるParcel 2.0.0のα版が公開されました。
Parcel 2ではプラグインや設定による拡張が柔軟にできるようになっています。
次の種類に対する処理をプラグインとして扱えるようになっています。
- Resolvers
- Transformers
- Bundlers
- Namers
- Runtimes
- Packagers
- Optimizers
- Validators
- Reporters
基本的な設定は@parcel/config-default
というパッケージで管理され、
設定を変更したい場合は.parcelrc
というファイルにプラグインの設定を書く形になるようです。
{
"extends": ["@parcel/config-default"],
"transforms": {
"*.dart": ["parcel-transform-dart"],
}
}
また、multiple targetsとbundle splittingのサポートなども追加されています。
React DevTools v4がリリースされ、新しくなった機能の紹介記事が公開されています。
パフォーマンスの改善、コンポーネントスタック、フィルター、コンポーネントのプロファイル、レンダリング関係の可視化、Hooksサポートの改善などが行われています。
FirefoxとChromeはそれぞれブラウザ拡張として利用できます。
また、React DevToolsはスタンドアローンなライブラリとしても利用できます。
次のサイトではスタンドアローン版を利用したReact DevToolsのチュートリアルが公開されています。
The npm Blog — npm CLI Roadmap - Summer 2019という記事ではnpmのロードマップが公開されています。
v6では細かなバグ修正が中心、v7ではインストールのロジックを大きく変更する予定について書かれています。
v7ではyarnのようなworkspacesサポートやpeerDependencies
をインストールするように変更、yarnのresolutionsと似た仕組みをサポート、yarn.lock
も読めるようになる予定です。
yarn.lock
もロックファイルとして読み込めるようになるアーキテクチャの変更については、次のIssueに書かれています。
また、v8ではtinkとの統合を検討していくとのことです。
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ヘッドライン
V8 release v7.7 · V8
V8 v7.7リリース。
メモリ使用量の削減、WebAssemblyのバックグラウンドコンパイルの並列化の改善、Error#stack
作成のパフォーマンス改善。
Intl.NumberFormat
APIのサポートなど
Release v2.0.0 · typescript-eslint/typescript-eslint
github.com/typescript-eslint/typescript-eslint/releases/tag/v2.0.0
typescript-eslint v2.0.0リリース。
Node.js 6のサポート終了、非推奨となっていたprefer-interface
やno-triple-slash-reference
の削除、recommended設定の更新など
🚀 Parcel 2.0.0-alpha.1 is here! 📦 - devongovett - Medium
medium.com/@devongovett/parcel-2-0-0-alpha-1-is-here-8b160c6e3f7e
Parcel 2.0.0-alpha.1リリース。
.parcelrc
でプラグインのオプションを設定できるように、multiple targetsとbundle splittingのサポート。
またブラウザでの実行などを考えてファイルシステムの抽象レイヤーを追加など
August 2019 Security Releases | Node.js
nodejs.org/en/blog/vulnerability/aug-2019-security-releases/
HTTP/2の実装に関するDoS攻撃手法に対応するアップデートが各Node.jsバージョン向けにリリースされた
- Node v8.16.1 (LTS) | Node.js
- Node v10.16.3 (LTS) | Node.js
- Node v12.8.1 (Current) | Node.js
- security-bulletins/2019-002.md at master · Netflix/security-bulletins
- JVNVU#98433488: HTTP/2 の実装に対するサービス運用妨害 (DoS) 攻撃手法
Announcing TypeScript 3.6 RC | TypeScript
devblogs.microsoft.com/typescript/announcing-typescript-3-6-rc/
TypeScript 3.6 RCリリース。
Generatorsの型改善、Array Spreadの仕様に合わせた変換の改善、Promiseの型エラーの改善。
--target es2015
でUnicodeの変数名をサポート、Ambient ClassesとFunctionがマージできるようになるなど
Release 2.3.0 · avajs/ava
github.com/avajs/ava/releases/tag/v2.3.0
AVA 2.3.0リリース。
ECMAScript ProposalのStage 3と4の構文を含んだコードを扱えるように、TypeScript型定義のGenerics型パラメータの初期値を{}
からunknown
に変更など
ESLint v6.2.0 released - ESLint - Pluggable JavaScript linter
eslint.org/blog/2019/08/eslint-v6.2.0-released
ESLint v6.2.0リリース。
ECMAScript 2020に入る予定のDynamic Import、BigInt
のサポート、function-call-argument-newline
のルールを追加など
アーティクル
The npm Blog — npm CLI Roadmap - Summer 2019
blog.npmjs.org/post/186983646370/npm-cli-roadmap-summer-2019
npm cliのロードマップについて。
v6では細かなバグ修正が中心、v7ではインストールのロジックを大きく変更する予定。
v7ではyarnのようなworkspacesサポートやpeerDependencies
をインストールするように変更、resolutionsのサポート、yarn.lock
も読めるようになる予定。
v8ではtinkとの統合を検討していく。
Nullish Coalescing と Optional Chaining | blog.jxck.io
blog.jxck.io/entries/2019-08-14/nullish-coalescing-optional-chaining.html
ECMAScript Proposal Stage 3のNullish Coalescing と Optional Chainingについての解説。
Largest Contentful Paint | web.dev
web.dev/largest-contentful-paint/
Chrome77で利用できるようになるLargest Contentful Paint (LCP) APIについて。Viewport内で大きなコンテンツが表示されるまでの時間を表す指標。
PerformanceObserverやElement Timing APIを使った値の取得方法について
Introducing the New React DevTools – React Blog
reactjs.org/blog/2019/08/15/new-react-devtools.html
Reactの新しい開発者ツールについての紹介とチュートリアルについて。
React DevTools 4.0.0では、パフォーマンスの改善、コンポーネントスタック、フィルター、レンダリング関係の可視化、Hooksサポートの改善。
またSuspenseのサポートや"Why did this render?"機能の追加など
Introduction to Svelte
UIフレームワークであるSvelteについて。
Svelteの特徴について紹介している。
コンパイル、リアクティブな変更、イベントハンドラの書き方、未使用なCSSに関する警告表示などの機能について
サイト、サービス、ドキュメント
Divjoy - The React Codebase Generator
CSSフレームワーク、JavaScriptフレームワーク、認証基盤、Mail、フォーム、アクセス解析を組み合わせを選択してウェブサイトのテンプレートを生成してくれるジェネレータツール。
goldbergyoni/javascript-testing-best-practices: 📗🌐 🚢 Comprehensive and exhaustive JavaScript & Node.js testing best practices (August 2019)
github.com/goldbergyoni/javascript-testing-best-practices
JavaScriptのテストについてのドキュメント。
テストの構造、バックエンド、フロントエンド、CIなどについて書かれている
ai/size-limit: Calculate the real cost to run your JS app or lib to keep good performance. Show error in pull request if the cost exceeds the limit.
ファイルサイズの閾値を指定して、そのサイズを超えてないかをテストできるツール。
アプリケーション、大きなライブラリ、小さなライブラリ向けのプリセットが用意されている。
ファイルサイズやロードにかかる時間をテストできる。
ソフトウェア、ツール、ライブラリ関係
ehmicky/nve: Run any Node.js version
Node.jsのバージョンを指定してスクリプトを実行するコマンドラインツール
書籍関係
Announcing meSpeak.js 2.0
www.masswerk.at/nowgobang/2019/mespeak_2_0
Text to SpeechライブラリのmeSpeak.js 2.0リリース。
Emscriptenを使ってC++からJavaScriptにコンパイルしたspeak.jsをベースに、モジュラーな設計にしている。
WebWorkerの対応や音声/言語定義のロード機能などが行われている