JSer.info #187 - WebStorm 9 EAP(Early Access Program いわゆるβ版)がリリースされました。
Live EditがNode.jsアプリにも対応したり、JavaScriptのトレーシングが行えるSpy-jsもNode.jsに対応しています。
spy-js for node.jsについては以下の動画で詳しく解説されていますが、Node.jsアプリに対して関数などの処理時間や変数の値、returnした値などが実行後に見ることが出来ます。(実行された値が入った状態で見られるので、コードを読むのにも便利)
Java(IntelliJ)の方ではすでに入っていましたが、新しい補完方法としてPostfix completionがサポートされました。
これは以下のように、式の末尾に.return<TAB>
としてスニペット的な補完をする方式です。
- Postfix Code Completion in IntelliJ IDEA 13.1 EAP | JetBrains IntelliJ IDEA Blog
- おもしろプラグイン:Postfix Completionプラグイン - marsのメモ
また、EditorConfig、Web Componentsのプラグイン対応などが含まれています。
Server Sent Events(SSE)の使いどころと使い方 | GREE Engineers' Blog という記事では、Server Sent Eventsについて解説されています。
Server Sent Eventsは名前の通り、既存のHTTP上でサーバからのPush通信を行うW3Cで定義されてる仕様です。
昔からある手法としてのCometや、WebSocketとの違い、使ってみての長所や短所について書かれています。
現状ではサポートするブラウザによって、どの手法を使うか取捨選択するという感じだと思います。
Stay up-to-date with Internet Explorer - IEBlog - Site Home - MSDN Blogs では今後(2016年1月以降)のIEのサポートライフサイクルが変更される件について書かれています。
Internet Explorer のサポートライフサイクルが変更されます | Hebikuzure's Tech Memo でも解説されていますが、該当Windowsバージョンでインストール可能な最新版のIEのみをサポートというポリシーに変更されています。
このライフサイクルの変更や、開発者向けのInternet Explorer Developer Channelのリリースなど、IEも他のブラウザのようにリリースサイクルが少し変わってきています。
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ヘッドライン
wu.js 2.0
mapやreduceのような高階関数を提供するwu.js2.0リリース。
ES6に対応してGenerator関数なども受け取って処理することが出来るようになった。
WebStorm 9 EAP is Open! | JetBrains WebStorm Blog
blog.jetbrains.com/webstorm/2014/08/webstorm-9-eap/
WebStorm 9 EAPリリース。
Live Editの強化、JavaScriptのトレーシングを行うSpy-jsがNode.jsに対応、PhoneGap対応、.if
などを末尾から補完出来る、Postfix templates の追加、EditorConfig、Web Componentsの対応
アーティクル
Server Sent Events(SSE)の使いどころと使い方 | GREE Engineers' Blog
labs.gree.jp/blog/2014/08/11070/
Server Sent Eventsについての解説。
Cometと違い標準仕様が定義されている点や、WebSocketと違いHTTPを使うため通信的な互換性が高くあり、Polyfillが作れる事や現状の問題点について書かれている
- Server Side Events
- リアルタイムWebの栄光を願い!! これから死に行くせめてものこの間に!! SSEの戦術的価値を説きます!!
- Fanout Blog » You might not need a WebSocket (翻訳: 【翻訳】WebSocketはもう必要ないかも | POSTD)
The State of the Componentised Web - Blog - Events, News, and Videos for Web Designers and Developers
www.futureinsights.com/home/the-state-of-the-componentised-web.html
ウェブにおけるコンポーネントの流れについて。
AngularやEmberなどがもつコンポーネントを作る機能の紹介とWeb Componentsについて簡単にまとまってる
Why Web Components Are Ready For Production -Telerik Developer Network
developer.telerik.com/featured/web-components-ready-production/
Web Componentsは複雑で現時点ではpolyfillは難しいが、Custom Elementに関してはシンプルなAPIであるためPolyfillが簡単で、現実に使うことができるという話
Best Practices for Building Angular.js Apps with BrowerifyModern Web
medium.com/@dickeyxxx/best-practices-for-building-angular-js-apps-266c1a4a6917
Angular.JSにはmodule機能があるため、BrowserifyやRequire.JSのようなビルドを使わなくてもconcatするだけでも問題ないという話。
concatでもsourcemapは対応できて、何よりシンプル。
Stay up-to-date with Internet Explorer - IEBlog - Site Home - MSDN Blogs
blogs.msdn.com/b/ie/archive/2014/08/07/stay-up-to-date-with-internet-explorer.aspx
2016年1月12日からWindows OSとIEのバージョンのサポートサイクルが変更される。
OSごとの最新版のIEのみをサポート対象として、後方互換性はエンタープライズモードを使えという方針になった
Speeding up AngularJS apps with simple optimizations - Tutorial - Binpress
www.binpress.com/tutorial/speeding-up-angular-js-with-simple-optimizations/135
AngularJSパフォーマンス改善Tips.
一度きりのバインディング、$scope.$apply() と $scope.$digest()の違い、ng-repeat、ディレクティブ内でのDOM操作について
Using PDF.js web worker cross domain (CORS) | ColonelPanic
colonelpanic.net/2014/08/using-pdf-js-web-worker-cross-domain-cors/
WebWorker内でXHRをして取得したリソースを、URL.createObjectURL
でblob URLにして、blob URLを受け取って使うという話
スライド、動画関係
tc39-notes/es6/2014-07 at master · rwaldron/tc39-notes
github.com/rwaldron/tc39-notes/tree/master/es6/2014-07
2014年7月度のECMAScriptの仕様策定に関するTC39 Meeting Notesが公開された。
test262の大幅な改善、SIMD-128、指数演算子についてなど
ソフトウェア、ツール、ライブラリ関係
trek/pretender
HTTPモックライブラリ。
XHRをFakeXHRにすり替えておき、リクエストに対するレスポンスを定義して、任意のリソースへのリクエストをテストするモックライブラリ。
github/time-elements
github.com/github/time-elements
GitHubで使われている<time>
のCustom Elementsライブラリ
Wisembly/basil.js
localstorage, cookie, session storage, in memoryにおいて統一的なAPIで扱えるメソッドを提供してくれるライブラリ。
rakuten-nlp/rakutenma
github.com/rakuten-nlp/rakutenma
形態素解析器ライブラリ。
日本語と中国語の文から単語単位に分割し、品詞を付与出来る