JSer.info Policy
JSer.infoは「JavaScriptの情報を整理して正確に伝える」ことを目的にしています。
このドキュメントでは、JSer.infoの目的を満たすための考え方を書いています。
用語
- 元サイト
- 紹介する予定の元データとなるサイト/記事/動画/書籍などのこと
- サイトではないこともあるがまとめて"元サイト"と呼ぶ
- アイテム
- 紹介する元サイトのURLやそれに関する説明文、タグ、関連URLなどをまとめたものを1つのアイテムと呼ぶ
- 記事
Do
情報を整理して伝えます
JSer.infoでは、元サイトからアイテムを作成する際には、元サイトの内容を整理します。
整理とは、元サイトの内容を抽出、要約、補足、言い換え、グルーピングなどの分かりやすくするための作業のことです。
整理は、元サイトの内容を解釈の揺れが起きにくい形にし、元サイトの概要をわかりやすく伝えることを目的にしています。
整理には元サイトのすべての内容から一部を削ったり、別の言い方への変更も含まれます。
元サイトの内容をすべてそのまま伝えることは目的ではありません。
詳しくは、「元サイトのすべてを伝えるのは目的ではありません」を参照してください。
整理に関する作業
- グルーピング
- リリースノートなら
major
/minor
/patch
を意識してまとめる
- 種類でまとめて順番に見れば分かる形にする
- リリースノート
- 意見と事実を分ける
- 具体的なコードの変更を対応付ける
- 元サイトの目的
- 元サイトの目的を明らかにして伝える
- 現実の実装と目的が離れているときがある
- 行き違いのある言葉を減らす
- 軽量、互換など解釈の違いが起きやすい言葉に補足を加える or 置き換える
- 互換性はどこまで目指しているのかという目的に置き換える
- 軽量は具体的に何が(サイズ、パフォーマンス)軽量なのかを分かるようにする または 具体的な数字へと置き換える
- 関連リソース
- 関連する/依存するリソースを関連アイテムとしてまとめる
事実とフェアネスを追求します
JSer.infoでは、事実を検証してフェアネス(公平性)の追求に努めます。
元サイトの技術的な内容を検証し、その内容が事実であるかを確認します。
内容を整理する際には、中立で客観的であることに注意を払いフェアであることに努めます。
ただし、事実であってもデータが不完全であることから、統計的差別などが含まれている可能性があることに注意します。
また、アイテムは誰もがアクセスできるデータに基づき整理します。
これは、誰もが同じデータを検証できることがフェアであるためです。
アイテムや記事として整理したものに訂正すべき間違いやフェアネスを逸脱する内容については、速やかに訂正します。
詳しくは、「完成していないことを受け入れます」を参照してください。
事実とフェアネスに関する作業
- 技術的な嘘はつかない
- 誇張表現をそのまま捉えない
- 伝聞して拡散する役割ではない
- 事実を検証して整理する
- 事実によるデータの差別は避ける
- 統計的差別のように元データが不完全であるため、その事実が見えている可能性があることに注意する
- トレンドデータ
- トレンドデータについては曖昧性が含まれていることを意識する
- 日付(正確)
- 新規性(やや曖昧 - 類似の調査が必要)
- トレンド(曖昧 - 人/世の中への依存)
- アンケート
- アンケートには回答者によるデータの偏りが発生しやすい
- アンケートの回答者の地域によっても差が出てくることがある
- アンケートの結果については、元データに対する注釈を入れる または アイテムとする時にデータに対する結論に対しては扱わない(読み手の解釈に委ねる)など
- 人が容認できない言葉を避ける
- ジェンダー、差別、FUDなど、ただの差別になっていかを確認する
- アイテムがコントリビューター行動規範に反した内容ではないかを確認する
- 主観を取り除くことは難しいため、指摘は速やかに受け入れる
- 偏り
- 意見の偏りを常に意識する
- 客観的に整理する
- 意見そのものが悪いわけではないため、記事としてバランスを意識する
- Public/透明性
- 元サイトなどについては、誰もがなにかしらの方法でアクセスできる情報のみを扱う
- 招待されないと見れない or 特定の人のみが見える情報をベースにして書かない
- これはデータの偏りを少なくためにも注意を払う
- 比較する場合の事実と再現性
情報源に敬意を払います
情報源となる元サイトに敬意を払います。
情報の本質は元サイトにあるため、JSer.info単独では完結しません。
JSer.infoの目的は、元サイトを見てもらうことを促進することにあります。
クロスポストされている場合には、できるだけオリジナルのものを元サイトとして扱います。
翻訳に関しては、翻訳内容が元サイトを尊重しているかを確認してから元サイトとして扱います。
また、元サイトのさらに元となる情報源がある場合には、関連リンクとしてその情報を含めます。
情報源に関する作業
- 目的はJavaScriptの情報を”紹介”ではなく”知ってもらう”事にある
- 媒体の特性を見る
- クロスポストサイト
- できるだけクロスポストの作者オリジナルの記事を元サイトとして扱う
- 転載
- 翻訳
- 翻訳がライセンスは正しいかを確認する
- 翻訳が元の内容を逸脱するようなタイトルや内容に変更してないかを確認する
- 翻訳の原文に対するリンクをアイテムの関連記事として入れる
- 原文と翻訳がほぼ同時に公開されている場合は、原文を元サイトとして扱う
- 元サイトの元
- 元サイトのさらに元サイトがあるなら関連リンクとして扱う
完成していないことを受け入れます
JSer.infoは、JSer.info単独で完結するサイトではありません。
記事やアイテムにはさまざまサイトに依存した内容が書かかれているため、どの段階でも訂正や変更が入る不完全な状態です。
元サイトの内容を整理する際には、解釈の間違いや誤記などが発生する可能性があります。
アイテムや記事における間違いの指摘は、速やかに受け入れ訂正する必要があります。
完成していない作業
- 単独で完成していないことを意識する
- 膨大な情報を無理やりまとめて完成させようとすると、他のポリシーを逸脱しやすいことに注意する
- 間違いの訂正は速やかに受け入れる
- 分からないものを独自解釈しない
Do Not
元サイトのすべてを伝えるのは目的ではありません
JSer.infoは、翻訳サイトではありません。
そのため、元サイトの内容を一字一句正確な対訳で紹介することは目的ではありません。
元サイトの内容を複製して伝えるのは目的ではありません。
元サイトの内容を整理して伝えることが目的です。
元サイトのすべてを完璧に伝えようとすることは目的ではありません。
すべてを伝えることを目指してしまうと、単なる複製になってしまいます。
元サイトのすべてを伝えない作業
- 翻訳するのは目的ではありません
- 一字一句正確な対訳を作ることは目的でありません
- これは他のポリシーに反してしまいやすい
- 情報を整理することを考え、取捨選択することを意識します
- 元サイトの内容を複製するのは役割ではありません
- JSer.infoにすべての情報が集約される必要はないため、情報をすべて複製する必要はありません
- JSer.infoの目的は、紹介することではなく、知ってもらうためです
- そのため、必ずしもユーザーはJSer.info自体を見る必要はありません
License
CC BY 4.0 © azu